「誰にほめられたいか アンケート」その結果と考察~『たのしい授業』2015/1
昨日は杉山亮さんの『子どものことを子どもにきく』を紹介しました。今日は、そのつながりで、子どもにきく「アンケート」のことを、書こうと思います。 本当は子ども一人一人と対話する時間をとって、じっくりと話を聞くのがいいのかもしれません。ですが、なにしろ学校には たくさんの子どもたちがいます。教師として実施しやすいのは、子ども一人一人との面談やインタビューよりも、アンケートのほうかもしれません。 僕は、仮説実験授業を提唱している仮説社の本や雑誌が好きなのですが、その理由は、授業後にアンケートをとって、その授業がどうだったか子どもにきく、というのを当たり前にやっているからです。子どもが実際にどう思ったかというところに、かなり関心があります。子どもがどう言っているのかを聞かないといけない、と思っています。 その点、雑誌『たのしい授業』には、子どもにアンケートをとった結果どうだったか、という記事がけっこう載っています。今年読んだ中で面白かったのは、「誰にほめられたいか アンケート」です。子どもに、だれにほめられたいかをきくと、大人が思っていたのと、ちょっとちがった結果が出た、という記事です。とってもちっさいサイズの雑誌で、それの5ページ分しか使っていない記事なので、すぐ読めます。おもしろいので、おすすめです。『たのしい授業』2015/1月号(通算No.430)(仮説社、761円) より・「誰にほめられたいか アンケート」の結果とその考察 ●子どもたちは誰にほめられたいと思っている? (p26-30、報告者:末丸千早(広島・小学校)) 結論の一部を、ちょっと紹介すると、こんなことがわかったそうです。(同誌p27より)・(2年生の)約60%の子どもたちが、「おうちの人にほめられたい」と答えています。・(6年生の)80%の子どもたちが家族にほめられたいと考えています。こういったアンケートから、高学年になるとなかなかおうちの人にほめられなくなるけど、本当はほめてもらいたい、といった子どもたちの気持ちが、見えてきます。こういうアンケートって、やっぱり貴重だなあ、と思います。 あなたは、どんなことを子どもたちにきいてみたいですか? (^0^)