行けたり行けなかったり（モスクワとかね）

またまたGJ29激突！バルジ大作戦をプレイしました。
連合国軍を担当しました。

連合国側は序盤は基本的にドイツの攻勢に対処することしかできないので、特に大きな方針は決めずにはじめました。

序盤のドイツ軍の攻勢は鋭く、北はスパまであっさりと補給を通され、南はバストーニュ前面に迫り、中央といえばサンビットがあっさり陥落してしまいます。
しかも、早期に「ノルトヴィント作戦」が出て増援も滞ることになりました。
そうなるとイギリス軍を増援に出してサドンデスを防ぎつつ、間隙を縫ってカラ増援を出すか「パットン増援」を引いてくるしかありません。
4ターンにイギリス軍を増援に出すと、ドイツはこのタイミングに合わせて「０増援」を投入してきました。これは私にとっては意外でしたが、後で考えるとベストのタイミングでの増援投入でした。
塞ぎきれていない穴に、補給十分な部隊を差し向けることが出来るからです。
対する私は、次のターンに補給チット15を選んで「バルジの頭」を叩き潰し、敵戦線を抜けてマルメディを再奪取、「要塞化」して増援を足止めする作戦をとります。
この作戦は、バルジの頭を弱体化することには成功しましたが、マルメディの要塞は「ゴリアテ大隊」によって無力化され叩き潰されます。
こうなると部隊数が足りなくなった連合国は我慢をして「増援チット」を選ばざるを得なくなります。
時間稼ぎに失敗し、これは危ういか・・・と思いましたが、ドイツ軍は中央への部隊輸送に苦慮していました。

上図のように中央の道路は全て遮断された状態になっており、交通渋滞を起こしてしまったのです。

その後、ドイツ軍はなんとか中央部に増援を送り込みますが、そのころには「モンティの許可」が出て前進してきたイギリス軍が中央に進出してきており、中央の突出部は壊滅してしまいます。

こうなると攻守は逆転し、今度は連合国軍が勝利を目指して前進を開始するのですが･･･ドイツ軍は巧みに地形を利用して戦線を維持し、北部ではスパ奪回作戦も失敗して戦線が膠着します。
中央では叩き潰した突出部の残敵掃討に手をとられ、兵力を他方に引き抜くことが出来ずにました。
南方でも増援に駆けつけたイギリス軍が「タイガー大隊」「パンター大隊」の反撃で混乱し、バストーニュ周辺に兵力を釘付けにされてしまいます。

その後、連合軍は北部での限定的な反撃が成功し、ドイツ軍の戦線の後ろに部隊を1つ送り込むことに成功します。

そして、迎えた最終ターン。勝敗は戦線の後ろに入り込んだアメリカ軍が壊滅するかどうかで決まるというギリギリの状態。
お互い、「砲兵支援」を打ち消しあって、あとはドイツ軍のダイス次第・・・。
結果は･･･後一歩とどかず、アメリカ軍の部隊は混乱で踏みとどまり、連合国の勝利となりました。

薄氷の勝利･･･というか、勝った気はしなかったんですが、最終ターンまでもつれるよい勝負でした。
ものすごく疲れましたけれど･･･気持ちの良い疲れです。
いやはや・・・良いゲームにめぐり合えて幸せです。
デザイナー様に感謝。GJ様に感謝。そして対戦していただいている方に感謝です。