テーマ:DVD映画鑑賞(13599)
カテゴリ:恋愛
高校生の朔太郎を演じる森山未來さんは、 最近ドラマ「危険なアネキ」でも伊東美咲さんと共演し活躍中。 勢いにのってますなぁ。 そんなに特徴ある役者さんとは思えないけど。 なんか表情もしゃべり方も堅い気がするんだけど。 期待してたほど、感動しなかったし泣けなかった。 初めから終わりまで悲壮感漂う物語だが、ずっと単調な感じがした。 脚本に共感できなかったのが痛い。 逆に長澤まさみさんの想像以上にすがすがしい好演が抜群に印象的でした。 あとは平井堅さんの「瞳を閉じて」。 以下はネタバレの内容になってます。ご注意を。 物語で重要な要素となているカセットテープを使うという手法は良かったと思う。 色褪せても失われない記憶の記録。当時の"声"がリアルに響くので、惹きこまれるものがある。 てゆうか、長澤まさみさんの声が良いのか。 凄く心地良く愛らしい感じがいい。 純愛がテーマとなんだが、どこが純愛で何か言いたいほどのテーマがあったのかな? と、不覚にも観終わっても気づけなかったこの映画のテーマ。 世界の中心が何処で、誰が愛をさけんでいるのかを考えて観なければならなかった。 この映画で純愛は一つしかなく、愛をさけんでいるのは彼女しかいない。 朔太郎と亜紀が墓地で校長先生の遺骨に、 「人は死んだら、愛も死んじゃうの?」と問いかけるシーンがあった。 人は死んでも、愛は死なない。 世界(=朔太郎)の中心で、愛をさけぶ亜紀。 朔太郎の中で再び蘇る亜紀の愛と想い出。永遠の愛。 最後のテープに託した亜紀の想い。 二人でオーストラリアへ行く約束が時を越えて成就する。 そして平井堅さんの「瞳を閉じて」が流れる。 べただけど、間違いなく泣ける映画になるはずだったのに・・・。 多くの人が言う様に、律子の存在がこの映画の大事な部分をぶれさせている。 きれいに気持ちを後片付けしてしまう、朔太郎に感情移入できなかった。 そんな現実的な愛や生き様はいらないよ。 律子と二人でへらへら笑う朔太郎のラストじゃ泣けねぇ。 平井堅さんの歌にそぐわねぇ。 朔太郎と亜紀の究極の純愛で完結して欲しかった。 【ストーリー】 結婚を控えていた朔太郎(大沢たかお)は、婚約者・律子(柴崎コウ)の突然の失踪に困惑する。 律子の行き先が四国と知り、彼女を追って四国へ向かう朔太郎。 しかし、そこは朔太郎の故郷であり、彼の初恋の相手にして最愛の人・亜紀(長澤まさみ)との思い出が眠る場所でもあった。 朔太郎は次第に初恋時代の思い出の中に迷い込んでいく――。 高校2年の朔太郎(森山未來)は、亜紀との甘く淡い恋に浸っていた。 ウォークマンでの声の交換日記や無人島への一泊旅行…。 ところが、約束されていたと思われた2人の明るい未来は、亜紀が不治の病であることが発覚し一転してしまう。 2004年/日本/本編138分/原題:世界の中心で愛を叫ぶ 監督・脚本:行定勲 製作:本間英行 原作:片山恭一 音楽:めいなCo. 出演:大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未來 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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