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テーマ:ヨーロッパ旅行(4198)
8月の、ある日の午後。 夕方、アペリティーヴォに出かける途中でアリアーテ(AGLIATE)の町を通りました。アリアーテは、優美なロマネスク様式の聖堂で有名です。 少し西に傾き始めたお日様に照らされたシンプルなファザードに魅せられて、ついつい寄り道♪ 10~11世紀にまでさかのぼるこの教会のファザードは、石を積み上げて作られた質素なつくり。ミラノやモンツァなど、ゴシック装飾の大聖堂と比べると、素朴で暖かい雰囲気がしますネ☆ 西日がやわらかく差し込む聖堂の内部は、こちらもシンプルでした。 奥の祭壇後陣、そして三身廊を分けているアーチの上の壁にはかつて、鮮やかなフレスコ画が飾られていたようですが、今ではだいぶ剥落してしまっています。 見学する時間帯にもよるのでしょうが、私たちが行ったときには、教会入り口側から西日が差し込んでいて、聖堂内が金色に染まっていたのが印象的でした 中央祭壇の下には白亜のクリプタがありました。 ほんわかとした上の聖堂とはまた違う、ひんやりとした静謐な世界です。。 教会の南側には、ロンバルディア地方最古といわれている洗礼堂が建っています。 聖堂とおなじ、シンプルな石積みの洗礼堂は八角形の小さな建物。 洗礼堂の壁にはまだ、鮮やかなフレスコ画が部分的ではありますが残っていました。 ・・・この洗礼盤で、今までどれだけの人たちが洗礼を授かってきたのかしら。。 ロンバルディア地方最古の洗礼堂が、ミラノでもモンツァでもなく、ブリアンツァの小さな町に残っているなんて、なんだか不思議ですネ☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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