テーマ:グランドカバー(1523)
カテゴリ:クラピアの増やし方
前回の続きになりますが、岩手の盛岡でクラピアの越冬に失敗し 5月末まで待っても芽が出ない場所には救済処置を施します。 ご覧の通り、画像の右側部分は冬枯れから復活しません 気休めにエアレーションなどしてみましたがダメでした、根まで枯れてしまいました。 そこで、この時期になるとある程度被覆が進んだ場所があると思います、そこから元気で新鮮なクラピアを切り取って移植する「くり抜き増殖」を行います。クラピアの増やし方参照 やり方はいたって簡単です、道具も基本的に移植ベラ一つでOKです、くり抜こうとする場所をまず決めます、ランナーの端っこより株元に近い部分で緻密に繁茂している部分を選びます。 ザクっとくり抜きます、あまり浅いと根を傷めますので 10cm程度の深さで土ごと掘り上げると良いでしょう、必要な数分だけ用意します。 越冬に失敗し枯れた部分に、くり抜いた苗を持っていき配置を決めます、早く被覆させたいときは間隔を狭めます、50cm間隔が目安です。 堀穴に適量の元肥を投入し、その上にくり抜いた苗を入れ込みます、隙間に土を入れて密着させるように締め固めます。 最初にクラピアを植え付けた時と同じ要領ですね、思い出しながらやってみましょう、時間もそれほどかかりませんから気軽にできます。 くり抜いた部分に、先ほど掘り上げた土を持っていき埋め戻します、土の高さを調整し周りからランナー(匍匐茎)が伸びてきた時に平らになるようにします。 ---------------------------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------------------------- 後は水をタップリあげておしまいです、今回の救済処置のタイミングは、梅雨前に終了させるようにした方が良いでしょう。 ただ、あまり早く行うのは考えものです、周りのクラピアも成長していませんし、もしかすると復活する直前だったのかもしれません、目安としては平均気温が15℃を超えても芽が出なかったら行うようにしましょう。 最後にいつもの注意事項です、クラピアは種苗登録商品です、今回のように増えた植物の一部切りとって、譲ったり売ったりすると種苗法に違反します、あくまでも個人的、家庭内利用の範囲にとどめてください。 当ブログの記載内容はあくまでも住宅の庭など狭い範囲に植栽されたクラピアの管理方法などについて紹介しています、畦畔、道路、河川、公園、太陽光発電施設などに使用しているクラピアは想定していません、またクラピアは植え付ける場所によって上手く育たないこともありますので注意して下さい、特に気候や日照、土壌環境は重要な要素ですメーカーや販売店のサイトに詳しく書かれていますからよく読んで下さい。 ※クラピア ® は、株式会社グリーンプロデュースの登録商標です。 ※ミドリス ® は、ミドリス株式会社の登録商標です。 ※アーシング ®(Earthing)は、株式会社アーシングジャパンの登録商標です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月22日 04時20分55秒
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