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カテゴリ:デジカメ
「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」はニコンのフルサイズ用の大口径単焦点レンズとしては、お求めやすい価格です。価格が安いのは、非球面レンズやナノクリスタルコーティングを使っていないためかもしれません。 鏡胴はプラスチック製なので高級感はありませんが、その分軽量でコンパクトですので、DXフォーマット機でも使いやすいと思います。 しかし、価格を安くしたためか、思ったよりも絞り開放では滲んだような甘い描写となります。昔のライカのレンズのようで、絞り開放の甘い描写は被写体を選ぶと思います。 ズームレンズ全盛の時代にあって「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」は数が少ない、大口径の単焦点レンズですが、期待したほどの光学的性能は得られず、絞り開放付近での描写はにじみが目立ち、光学性能は低いと感じました。 絞りを絞って使うと描写は普通にシャープな描写となりますが、それではせっかくの大口径レンズの意味が無くなり残念です。 最近のニコンのFXフォーマットに対応した単焦点レンズは、異常に大きく価格も高価なのが特徴ですが、フルサイズに対応しつつ光学的性能を満足させようとすると、高い硝材、ナノクリスタルコート、非球面レンズを採用しないと絞り開放付近から高い光学的性能は得られないのかもしれません。 オリンパスの「E-5」では標準ズームレンズの「ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD」や、望遠マクロレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD」を使用していますが、絞り開放ではここまで描写が甘くなることはありませんでした。イメージセンサーに対してレンズが大きいためか、レンズの光学的性能は高い思います。 DXフォーマットでは75mm相当の画角となり、大口径単焦点のレンズはDXフォーマットでは少ないことから、絞り解放時の甘い描写を割り切って使うのなら(積極的使っても良いですが)、DXフォーマット機をお持ちの方にもオススメできそうです。 75mm / 1/499秒 / F1.4 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート 75mm / 1/3200秒 / F2 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート 75mm / 1/2500秒 / F2 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート 75mm / 1/800秒 / F4 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート 最後に「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」での作例を掲載しました。絞りがF1.4からF2の作例は柔らかい描写ととなりますが、柔らかな花弁の雰囲気が表せたかなと思います。F4にまで絞るとピントを合わせた部分はシャープでも背景はかなりボケています。 柔らかな描写の方が好まれる花等を撮影する場合は、このレンズの絞り開放付近での柔らかな描写と、背景をぼかす特性が合っていると思います。ボケは硬くならずボケ味は良い方だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.07.13 22:25:35
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