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カテゴリ:ダイエット
究極のダイエッターといえば、ボディビルダーではないかと思うのですが、その人たちの壮絶な生き様と意識をルポした本が「果てなき渇望」増田晶文です。
ここには、三島由紀夫がボディビルを自分が太宰治に代表される不健康な作家たちと差別化をはかるために始めるエピソードから始まるのですが、三島自身、若いときは、とても貧弱な体をしていて、それが、コンプレックスだったようで、それを克服することも、目的のひとつだったようです。 あとは、現代のボディビルダーたちの話が展開されていきます。 彼らは最初体をとにかく大きくするためにどんどん食べていき、見た目はデブになります、そしてコンテストが近づいてくると、体についた脂肪を極限まで落とすというのを1年通じて行うのです。 女性ビルダーの話が出ていますが、「コンテストの三週間前になったら、1日の摂取カロリーを800カロリーまで落とす、バナナ1本とプロテインと卵白だけしか食べない。だからトレーニングが終わったらフラフラになる。」 「生理があるうちは、まだ甘い。生理がなくなるということは、身体から女性に必要な脂肪がなくなったということなの。言い換えれば、女でなくなることで、コンテストで戦う身体を手に入れるわけ。」と彼女は言うのです。 体脂肪が15パーセントを切ると生理がストップすると言われている。何かすごいですよね。マラソンランナーもそういえば、生理がなくなるとトップランナーのコーチが講演会で話してましたね。 まさに、命をかけて、身体をつくっていますね。本当に死んでしまった人にマッスル北村という東大出身のビルダーもいました。 なんでそこまで、それが「果てなき渇望」ということになるのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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