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ネイティブスピーカーも知らない!英語のヒ・ミ・ツ

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Leilasense@ Re:フランス語?(03/22) Anonymousさん 書き込みありがとうござい…

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Apr , 2024
Mar 13, 2007
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カテゴリ:レベル4
(本日分は、大半が先日「レベル5」のカテゴリでUPしたものの再掲になってしまいますが、若干別の情報も入っていますので、そのままUPします)

不定詞とは「矢印つき動詞」

不定詞は【 to +動詞の原形】という形のものを指します。to のビジュアルなイメージを言うとすれば、それは、「矢印」   です。
副詞用法、名詞用法や形容詞用法のどれにおいても、それは原則としては同じです。

動名詞との使い分け

不定詞は「名詞」的に使える、ということで、動名詞と似たように使えることが多いですが、基本的には違います。動名詞は本当に「名詞」なのですが(ルーツが動詞であったとしても)、不定詞は動詞の性格を色濃く残しています。
矢印+動詞、ですからね。

いちばんわかりやすい(ややこしいけど)のはrememberの場合でしょうか。

(1) I remembered to lock the door. 私はドアに鍵をかけるのを思い出した。(→だから鍵をかけた)
(2) I remembered locking the door. 私はドアに鍵をかけたことを覚えている。

I remembered to lock the door.の場合は、「思い出して、それから、ロックした」のです。
Remember lock the door

動名詞のlocking にはそういう矢印のキモチはありません。だから、主動詞の「思い出した」時点より前のことを扱えるのです。forgetも同じですね。忘れちゃったからロックしないんですけども。

tryという動詞も見てみましょう。
(1) I tried to eat natto. 私は納豆を食べようとした
(2) I tried eating natto. 私は納豆を食べてみた

(1)は I tried eat natto. ですから、努力して、納豆を食べることに「向かった」のです。それに対し、(2)は、とりあえず食べてみたわけです。(1)の場合は実際に食べたかどうかこの時点では不明(というかどっちでもいい)ですが、(2)なら確実に食べています。

「同じ形のものは根本的には同じもの」というのが原則です。動名詞は、進行形で使う形と同じ形ですね。それは現在分詞と呼ばれますが、名前はどうでもいいのです。同じカタチのものには同じキモチがあります。進行形と同じで、~ingの形には、「(いま)やっている」というイメージがあります。たとえ過去のことを言うのであっても、その時点で「やっている様子」を思い起こしているのです。

stopという動詞について、「目的語として」繋がるのは動名詞だけです。だって、「これからやること」をstopすることはできませんからね。私は禁煙した、なら、
I stopped smoking.
です。でも
I stop to smoke.
という文も可能です。でもこれは
I stopped smoke.ですから、実は、
「私はたばこを吸うために立ち止まった=立ち止まって、タバコを吸った」
という意味になるのです。だからこれは「~するために」という意味を示す「副詞用法」ですね。
(ですが、その他の動詞に繋がる不定詞も、目的語=名詞、というより、実は副詞的なのだと考えても同じことだと思います)

enjoyも、「これからやること」をenjoyするのではなく、「やっていること」あるいは「やっている様子を思い起こせること」を楽しむので、動名詞のみが繋がります。

動名詞は、あくまで「名詞」

不定詞が「矢印」であるのに対して、動名詞は名詞ですから、代名詞の 「it 」 で置き換えることが可能です。
I locked the door. I remember it.  私はドアに鍵をかけた。私はそれを覚えている。

また、前置詞に繋がるのは名詞だけ(この「前置」とは、「名詞の前に置く」という意味です)なので、be interested in~ be good at~などのフレーズに繋がるのは動名詞になります。

ここで混乱しやすいのが look forward to~「~を楽しみにしている」というフレーズ。このtoは不定詞についているtoではありません。look forward とは「前方に目を向ける」という意味。to~で具体的にその前方にあるものが何かを言うのです。「~に向かって、前に目を向ける」ということから、「~を楽しみにしている」という意味を表します。
I’m looking forward to the party.
のように、普通の名詞を目的語にしてもいいのです。「~すること」を楽しみにしている、と言いたい場合は、動名詞が繋がるというわけです。
I’m looking forward to seeing you.
×I’m looking forward to see you.

もうひとつ、例を挙げましょう。
(1)Nice to meet you.
(2)Nice meeting you.
ともに「お会いできて嬉しい」という意味ですが、(1)は初対面の人に会ったばかりのときに使うのに対し、(2)は、その初対面の人とひとしきり話して、別れるときなどに使います。(1)は日本語で「初めまして」とか「よろしくお願いします」と言うような場面で使い、(2)は、これは日本語の会話ではあまり使わないように思いますが「お会いできて嬉し『かった』です」というような感じですね。
ここでも、不定詞はで、これ(問題にしている時点)から先のことを意識しているのに対し、動名詞はそうでないことが分かります(但し、「動名詞は過去を表す」というわけではないのですよ。looking forward することもできるのですから。いつもそうであるのではなく、過去を表すことも「できる」、ということですね)

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Last updated  Mar 13, 2007 11:27:11 AM
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英会話講師歴30年
英検1級
TOEIC 985点
通訳案内士資格
国連英検A級

30歳まで英語がしゃべれなかったのに、留学も海外在住経験もないまま今では不自由なくしゃべれて教えています。

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