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2010.08.25
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カテゴリ:現代史

kawanobu日記/雄国沼湿原と雄国せせらぎ探勝路トレッキング;超円高そっちのけでボケ菅は代表選対策:ニッコウキスゲ 画像1

kawanobu日記/雄国沼湿原と雄国せせらぎ探勝路トレッキング;超円高そっちのけでボケ菅は代表選対策:ニッコウキスゲ 画像2

kawanobu日記/雄国沼湿原と雄国せせらぎ探勝路トレッキング;超円高そっちのけでボケ菅は代表選対策:ニッコウキスゲ 画像3

 日本は、もうダメなのかもしれない--そうした諦観すら覚える昨日であった。
 超円高は24日、ついに日本市場で84円台前半、ニューヨークで一時1ドル=83円台半ばに進み(95年6月以来の高値)、これによる景気悪化を懸念して株価もとうとう抵抗線の9000円を終値で割った。

◎危機管理ゼロの政権下で沈み行く日本、嗚呼......
 それなのに、ボケ菅は円高・景気対策などそっちのけで、民主党代表選での票稼ぎのためにバラマキスト民主党新人議員との懇談に熱中している。政権担当者として未曾有の国難に立ち向かう気概どころか、その意識すら持っていない。それがあからさまであるために、投機筋は安心して円を買っている。怒りを禁じ得ない。
 バラマキスト民主党政権成立で間もなく1年だが、これほど早くに日本が沈没する危機に瀕するほどとは正直、思わなかった。これほど危機管理のない政権のもとに、我々はいつまで運命を託さなければならないのか。出るのは、嘆息のみ。

◎湿原の植物の花は終わっていたのは残念
 さてこの時に不謹慎の誹りを免れないが、本日も雄国沼日記を続けることをお許しいただきたい。
 夏とはいえ、雄国沼湿原は花の時期を外したシーズンオフである。人も少ない。湿原全体で10人もいたろうか。
 ガイドさんは、出発の前、木道架け替えの工事の予定があり、ことによるともう始まっているかもしれないと懸念していた。始まっていたら湿原に下りられない。しかし幸いにも、工事はまだ始まっていなかった。
 しかし約470段あるという階段を下りて湿原に出て見ると、架け替え工事の必要なことがすぐ分かった。1周20分ほどの木道は細く、人1人が歩ける程度の幅30センチくらいしかない(そのため木道は一方通行となっている)。その木道のあちこちが、壊れて浮いていたり、床が抜けたりしているのだ。足元を気をつけないと、つまづく危険がある。
 8月末は、まさに湿原も終わりの時期で、花の黄色ではなく、一面に褐色に彩られていた。ニッコウキスゲはもうすでに種子を作っていて、一部が弾けている(写真上=茶色がニッコウキスゲの種子)。ワタスゲ、コバイケイソウ、レンゲツツジもあるが、コバイケイソウの一部だけがまだ花を残している(写真中)。

◎沼の岸辺に動物の足跡
 木道の外れで、湿原と沼の境目を見た。沼の岸辺に新しい足跡がいくつも付いている。鳥の3本指の足跡の他に、肉球のある哺乳類の足跡もあった(写真下=画面下の足跡が哺乳類)。ガイドさんによると、肉球の大きさからタヌキではないかという。
 夜から早朝にかけて、沼と湿原は野生動物の活動場になっている。本物を見られなかったのは残念だった。
 湿原と言えば、北部ヨーロッパに広がる高層湿原では、新石器時代から鉄器時代にいたる人間の遺体が、ほぼ肉のついた状態でよく見つかる。湿地の水のタンニンが、腐敗を防ぐのだ。「ボグ・ピープル」(湿地の人々)と呼ばれるが、絞殺された跡もはっきりしている例があるため、祭祀的な埋納と考えられているけれども、稀には湿原にはまった人もいたに違いない。
 幸いにも、日本では湿原がそれほどなく、湿原が広がる北海道でもボグ・ピープルの例は知られていない。
 しかしここでの足跡を見ると、雄国沼湿原では人ははまらないに違いない。

◎「緑のダム」を実感
 帰路は、普通の道の逆コースである。いったん外輪山を登って、20分ほど歩くと、ログハウスの立派な雄国沼休憩舎ある。ここにはトイレもあるが、国立公園内だから自販機はない。そもそも電線も来ていない。山小屋ではないので、泊まってはいけないそうだが、シュラフを持ってくれば立派に寝られるほどの立派さだ。おあつえ向きに、ほんの少し下れば、豊富な流量の清水があり、水汲み用に大きなポリバケツで水も受けている。
 休憩舎からすぐは、ちょっとしたガレ場があるが、それを抜けると極めて歩きやすい緩やかな山道で、ブナの森がどこまでも続く。
 落葉樹の森は、「緑のダム」と呼ばれるように、巨大な貯水池だ。落ち葉と腐葉土の下に蒸発しない多くの水を蓄えているからだ。実際、ガイドさんによると、ずっと雨が降っていないそうだが、水が涸れない。途中、5、6カ所で、清水の流れに出合った。「雄国せせらぎ探勝路」と名付けられている理由、そして雄国沼行きでは飲み水の心配はない、と言われることを実感した。1本のペットボトルがあれば、どこであれ給水できる。

◎ブナ林の心地よさ
 涼しいし、木陰続きだけれども、それでも汗が流れる。しかし、ブナの森のフェトンチッドいっぱいのトレッキングは心地よかった。もっとも水場がすぐそばにあるせいか、ヤブ蚊がひっきりなしにまとわりつく。帽子で払いのけつつの行程だった。
 アクシデントも起こった。まだ路程を半分近く残した途中で、履いていたスニーカーのソウルが剥がれてしまったのだ。これで、いっぺんに歩きにくくなった。
 それでも何とか迎えの車が来てくれる雄子沢(おしざわ)登山口に、約束の30分前には到着できた。
 けっこうなトレッキングであった。





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Last updated  2010.08.25 06:33:33



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