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カテゴリ:映画
遅ればせながら「エベレスト~神々の山嶺~」を観てきた。夢枕 獏のあの長大な原作はすごく面白くて読み始めたら止められなくなって一気に読み進めた記憶がある。あれをどうやって映画化するのだろうと興味はあったが、「それはちょっと無理があるのでは?」と最初から思っていたので期待はしていなかった。期待してなかったので当然落胆もなかった。が、違和感だけは残った。前半はそこそこ原作にある深町や羽生にそっていたが、あの複雑で入り組んだ物語が超シンプルな1本筋になっていたのには驚いたが、後半になると原作にはなかったような以外な展開になり、特に登山面では納得できない場面があった。 カトマンズの雑然たる街並みと雑踏、渓谷を渡る長いつり橋、ヤクの鈴の音、エベレスト街道、ナムチェバザール、ベースキャンプ、アイスフォール、ウエスタンクーム、ローツェなどの映像はとても懐かしく郷愁の念に駆られた。アイスフォールは今見ても手ごわそうだったし、ウエスタンクームのあの荒涼たるだだっ広さが薄い空気の中でとても辛かったことを思い出す。 羽生の山にかける激しい情念には共感するがカメラマンの深町が単独であの高度まで登ることがすでに現実離れしていて?を感じながら観た。エベレストってそんなに気楽に登れるものだっけ?
音楽は「映像の世紀」の加古 隆さんだったが特に感じることもなく過ぎてゆき、最後に突然とってつけたようにベートーベンの「喜びの歌」が出てくる。「これは何なんだ」と非常に驚いた。 阿部 寛と岡田くんの頑張りはものすごい。実際のエベレストベースキャンプ周辺でロケしたということだから、寒さと低酸素の中で登攀演技している訳だからそれは大変は苦労があったことだろう。ベースキャンプは標高5350m、そこに存在するだけで日々疲労していく。労をねぎらいたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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