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カテゴリ:野獣の像
(1)緋色の野獣はどのような形で「かっていた」のか
私は今のところ、緋色の野獣は、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」で、啓示13章の野獣の像であると解釈しています。(ダニエル11:31。啓示13:14,15)申し訳ありません。現在、それが正しい解釈だと考えています。もし万が一間違っていたら将来変更することをお許しください。 もし、そうであれば、緋色の野獣は、諸政府ではなく、北の王が設立することになる国際組織であるということになります。すると、緋色の野獣は、それ以前に、どのような形で、「かつていた」のでしょうか。(啓示17:8) その国際組織に構成される角は、その設立の時には、王冠をかぶっていません。また、「彼らはまだ王国を受けていない」と記されています。わたしは、緋色の野獣は、啓示13章によると、「売り買い」に関係する組織であり、現在でも、経済的な性格の国際組織であるかもしれないと考えます。
今日クレジットカードの会社が顧客にナンバーを割り当てるように、その国際組織は、加盟国の国民すべてをナンバー化し、そのナンバーがなければ売買ができないようにして、組織の支持を求めるものかもしれません。つまり、啓示13章の後半に出て来る野獣の像は、経済的な統制を行なうと考えます。(啓示13:17)
その国際組織は所属する成員に数字を割り当てその成員に売り買いを許可するのかもしれない その組織は経済を支配する さらに、緋色の野獣は、軍事的な組織であると考えます。(啓示17:2,3,8,16)それで、その国際組織に属する各国の代表者は、登場してくる当初は、それぞれの国家の頭ではなく、各国の防衛大臣、また、経済大臣を兼任した立場なのかもしれません。 (2)緋色の野獣は今でも存在するのかさまざまな国際組織を検討してみる 今でも、そのような軍事と経済をつかさどるという性質の国際組織は存在します。関係する諸国家の間で貿易協定を取り決めて、互いの間での貿易を促進するように努めます。 (3)国連はどうか すぐに思い浮かぶのは国際連合です。国連は、軍事的な機能も経済的な機能も兼ね備えています。しかし、国連は地域限定の組織ではありません。緋色の野獣は、啓示13章の海からあがる野獣の像のはずなので、国連は、地域限定の組織ではないという点で、聖書の描写する緋色の野獣とは違うかもしれません。 しかし、大は小を兼ねるという言葉もありますが、ダニエル7章の四頭の野獣の地域の諸国家も含まれているので、国連も緋色の野獣の候補として検討できるかもしれません。 (3)APECはどうか APEC(アジア太平洋経済協力閣僚会議)は、1989年発足したシンガポールに事務所がある組織です。2010年現在、21カ国が参加しているアジア太平洋経済協力のための国際組織です。しかし、この組織は、啓示13章が描写している地域を中心とした組織でないので、緋色の野獣の前身とは言えないでしょう。 しかし、緋色の野獣はAPECのように地域の経済協力を極限にまで高めた組織なのかもしれません。おそらく、その経済組織は、貿易協定がとても排他的な取り決めであり、その域内でのみ貿易をするよに求めるような組織になるのかもしれません。 (4)EU欧州連合(European Union)はどうか
EUを検討してみます。EUは日本語で欧州連合と言われます。イギリス、ギリシャ、フランスなどを含む全部がヨーロッパ諸国の12カ国が元々の加盟国です。 欧州委員会、欧州理事会などを持ち、1993年に成立しました。 EC欧州共同体 (European Community) は経済統合や外交、安全保障などの面で、EUを一つの国家に近づけるための組織です。 それが、EUだったと思いますが、日本の外務省のホームページでは、確かにヨーロッパ諸国のみなのですが、英語版のEUのホームページには、加盟国の中に、中東諸国も含まれていました。 イギリス、アイルランド、ノルウェー、ウクライナ、ポーランド、デンマーク、オランダ、ルクセンブルク、フランス、スペイン、ポルトガル、スイス、モナコ、イタリア、マルタ、アルジャリア、ボスニア、モンテネグロ、アルバニア、ブルガリア、ルーマニア、トルコ、ギリシャ、イスラエル、シリア、イラク、ヨルダン、レバノン、アセルバイジャンなどが加盟国としての記載がありました。 その中には、トルコ、イスラエル、シリア、イラク、ヨルダン、レバノンなどの、中東諸国の名前の記載もあったと思います。それが二度目に確認した時は、ヨーロッパ諸国のみになっていました。それで、最初はもっと参加国の数が多かったです。 もしかしたら、英語版には、将来の加盟の可能性がある国まで記載されていたのかもしれません。あるいは、どこか別の国際組織のホームページを見たのかもしれません。 それで、もし、わたしが最初に確認した情報が間違いがなかったのであれば、EUは、ひょっとして緋色の野獣の前身と言えるのかもしれません。しかしながら、現在はそのような確認はできません。わたしが何かの勘違いをしたのであれば申し訳ありません。 (6)CoE欧州評議会もしくはヨーロッパ審議会はどうか また、1949年設立された事務局が、フランスのストラスブールにある欧州評議会CoEもしくはCEが存在します。この組織はヨーロッパ審議会とも呼ばれ最初は、EU加盟国の西欧10カ国が設置しました。歴史上最初の国際議会を創設したことで画期的だとみなされています。この組織は、ヨーロッパ共同体の構想を持っています。また、民主主義や法の支配の実現を目標としています。 これには、ロシアや東欧諸国やバチカンも加盟しています。また、中東はトルコが加盟国であり、2012年時点の加盟国は、47カ国です。主要機関は、外相でなる閣僚委員会と加盟国の国会代表で構成される諮問議会です。日本はオブザーバーとして参加しています。しかし、この組織は、主に法的な制度の整備を目的としているようであり、軍事的、経済的な機能はないようです。 (7)IMFあるいはOECDはどうか あるいは、それは諸国家間の経済的な結びつきを強めるための組織なのかもしれません。それで、それは、国際通貨基金IMF、あるいはOECDなどの可能性もあるかもしれません。 国際通貨基金IMFは、1945年に設立された国連専門機関の国際金融機構で、2012年に加盟国は188カ国で本部はアメリカにあり、貿易の拡大に努めています。経済協力開発機構OECDは1961年に発足した先進工業国の組織です。経済成長、通商拡大、発展途上国援助などを主要目的とし、2005年に加盟国は30カ国です。しかし、これらの組織は、軍事的な要素がないように思います。 (8)CIS独立国家共同体はどうか ロシア主導のCIS独立国家共同体が存在します。1991年に形成された国家連合体で、11の共和国によって構成されています。CISには、カザフスタン、ウズベキスタン、トクルメニスタン、キルギス、タジキスタンなどのイスラム教徒の多い五つの中央アジアの国々も含まれ、現在は12カ国が加盟しています。 中央アジアは、確かに過去の四つの古代帝国の領土内にある諸国家ですが、この国際組織は、確かにもし、反米的な傾向があったとしても、軍事・経済組織ではありませんし、ヨーロッパ・中東区域が含まれているわけではありません。 (9)集団安全保障条約機構CSTOやEAEC東アジア経済会議はどうか そして、ロシア主導の集団安全保障条約機構CSTOという国際組織があるようです。さらに、EAEC東アジア経済会議があります。しかし、これらの組織には、万が一、安全保障、経済機能があったとしても、地域が緋色の野獣の前身にはなりえません。 これまで、検討した多くの国際組織は、ヨーロッパ諸国、中東、アジア、そして北アフリカまで含んだ組織ではありません。必ずしも、古代帝国のすべての領土を含んでいる必要はないかもしれませんが、その三つの部分だけでも含んでいる組織は、ないように見えます。欧州評議会は、もしかすると、これらの地域を含んでいるかもしれませんが、軍事・経済機能は持っていません。 このように検討してみると、まだ、緋色の野獣の前身は存在していないのかもしれません。あるいは、大は小を兼ねると考え方でいけば、唯一国連のみが緋色の野獣の前身になりえます。しかし、緋色の野獣は現在の理解では米国の影響を大きく受けるとはいえ、米国が含まれていないはずなので、その点で、緋色の野獣の条件に当てはまりません。 もし、緋色の野獣とは、おおむね四つの古代帝国の領土が範囲である軍事・経済国際組織であるという私の解釈が正しいのであれば、預言がまだ成就しておらず、緋色の野獣は今まだ存在していないのかもしれません。あるいは、解釈が少し間違っている可能性もあります。事態の進展を見ていかなければならないのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 29, 2017 09:00:04 AM
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