せっかく松江に来たんだから、本格的な出雲そばも食べておきたい
「
松江そば事情 松江拠点より」というページを参考にさせていただいたのだが、行きたくなる店は結構多いね。
その中から「つれづれ蕎麦」の
yukaさんが訪れた店に行ってみることにした。
松江城からもそんなに遠くなくて歩いていける距離
【中国山地蕎麦工房ふなつ】 島根県松江市外中原町117-6
紹介記事、
紹介ページ1、
紹介ページ2
出雲そばの代表的なそば屋としてよく紹介されているそうで、私が図書館で借りた観光ガイド本にも載っていて、
「そばは中国山地に位置する奥出雲の契約農家で栽培されたもの。昔ながらに石臼挽きし、つなぎを入れずに手打ちしていて、ほのかに甘く、豊かな風味や歯ごたえが楽しめる。」
と紹介されている。
こちらで使うそば粉はすべて奥出雲産なんだってね。
開店一番乗りで入店。後客はひとりだったが、人気店なので本来は混雑するようだ。
年配の女性ひとり客がそばをたぐる姿も絵になるね。
お品書き。後で考え直すと2品注文すればよかった。この時は目当ての『割子そば』しか考えていなかった。これが ”
一生の不覚 ” になるなんて
【特集:郷土料理のそば】の第18回目で取り上げた
島根県の『割子そば』のPart6ということでいだこう。
「
出雲そばは、甘皮を挽きこんだそば粉に、ほんの少しつなぎ粉が入っただけの、色が黒く、香味が高く、腰の強いそばです。
出雲そばの代表格は、割子(わりご)そばで、小ぶりの朱塗りにした丸い器で、これにそばを盛っていただきます。出しも厳選され、地元では「香り三分に味三分、そして出し三分」といわれています。 」 とのこと。
その『割子そば』\750。そばの揚げ餅とそばぜんざい付き。
うっ、すごい
見た目で圧倒されちゃうよね。
食べてみるとうまいのなんの。
『
そばもん(17) 』で紹介された ちょっと太めの「どじょうそば」で、風味も味わいも抜群だね
これで【遊覧そば】の割子そばよりも\20高いだけなんて信じられないw
帰宅後、上記 紹介記事を見つけたら、
「蕎麦好きなら『ふなつ』の「釜揚げそば」を食べずに帰ったら、
一生の不覚ですよ、ということだけは、お伝えしておきたい。」
だってさ。失敗した~
でも、美味しかった
ごちそうさまでした~
※ 【特集:郷土料理のそば】の一覧ページはこちら。
※ 島根県のおそば屋さん巡りの履歴はこちら。
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※ 2018年11月6日追記:
「ことりっぷ 松江・出雲・石見銀山」 2018年7月 3版2刷で紹介されている(p76)。
” 自家栽培&自家製粉のこだわりそば
産地、水、温度に気を配り、つなぎを入れないそば粉100%のそばが味わえる。中国
山地で栽培したそばの実を石臼で挽いて作るそばは、ほのかに甘くて風味豊かだ。つゆ
は最高級といわれる本枯れ節や鯖節など数種をブレンドし、4種類を使い分けている。”
(写真)1.囲炉裏のある古風な店内
2.千鳥割子そば980円。海鮮や錦糸卵がのった豪華な一段目のほか、とろろ
たっぷりの段と月見の段の3つの味が一度に楽しめる
「蕎麦屋の常識・非常識」 片山虎之助 朝日新聞出版 2012年6月 でも詳しく紹介されて
いて、こちらでも
” この店の味を知らないのは、一生の不覚と言っても過言ではない。特に『かまあげ
そば』。出雲蕎麦のもうひとつの主役ともいえる、このメニューを、ぜひとも賞味
していただきたい。” と記している。
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2020年7月21日追記:
『サライ 2019年12月号』の「大特集 蕎麦は「手打ち」に極まる-匠の技を食し、秘伝の打ち方を学ぶ」で紹介されている。