テーマ:プロ野球全般。(13229)
カテゴリ:読書について
折しも、プロ野球界再編成でおおもめにもめている昨今であるが、
この現状にいらいらしている野球ファンにお勧めするのが「球は転々宇宙間」赤瀬川隼(第113回直木賞受賞作家)・著/文春文庫(文芸春秋)のデビュー作(第4回吉川英治文学新人賞受賞)である。 ソフトカバーの初版が昭和57年と大変古い本であるが、 舞台が近未来のプロ野球界再編成であることが、大変興味深い。 そしてこのプロ野球界の変動が、地方自治、政治体制、果ては文化まで変えてしまうという、 まことに奇想天外、痛快なストーリーである。 当時の私は、高校野球に熱中し、プロ野球もよく球場まで足を運んだものである。 その時この本に出会い、ワクワクしながら読んだことを記憶している。当時勤めていた会社の野球部員にも強引に読ませたくらいだ。 この著者の作品は他にも野球に関するものが多く、多くの野球ファンの方にきっと喜ばれると思う。 文庫でも絶版、重版未定なのが非常に残念であるが、楽天フリマや図書館で探してみて欲しい。 最後に、いつも私のところにおいで下さる方々へ。 野球に関心のない方、平にご容赦を。 関連記事:「球は転々宇宙間」復刊投票のお願い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月20日 03時46分15秒
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