もぐら
本・書籍ランキングにほんブログ村矢月秀作の「もぐら」読んでみた。hotchocolateさんの記事でね、ちょっと興味があったので。hotchocolateさんの記事にもあったように、こんなに人がボコボコ殺されるのって、やっぱり怖いなと。さすがに大藪春彦ファンのボクとしてもちょっと。大藪春彦作品は、それなりに家族を殺された復讐とかがあるので敵への何らかの恨みというか理由があるのだけど、復讐じゃなくて、単に殺されるっていう描写は刺激が強すぎるかなと。大藪作品は読者にも悪者がいかに酷い事をしたのか、これは相当な仕返しをしてやらないと気が済まないっていうのが強く伝わっていたと思うのだけど、これはそのあたりがちょっと少ないのかなと。なので、その程度じゃ生ぬるいだろ!っていうより、少しやり過ぎじゃないの?っていう気持ちも出てきたり。一応「もぐら」も家族の復讐っていう根底はあるのだけどそのイメージが大藪作品よりちょっと弱い感じかなと。とにかく、これもシリーズ物なのですね。あやうく途中のを手に入れるところだったけれど、何とか気付いたので最初のを読んだ。と思う。バイオレンス好きな人にはまあまあいいかもね。ボクはどうかな、次の「もぐら」に行くかどうかはまだわからないのだけど、読むなら順番に行きたいかなと。本・書籍ランキングにほんブログ村