|
テーマ:まち楽ブログ(32230)
カテゴリ:その他の記事
総合政策部地域づくり支援局地域政策課です。 北海道では、被災地の復興・再生を応援する一環として、一人でも多くの道民に被災地を訪れていただこうと「東北を心に刻む応援プログラム」と題した旅行商品の企画・販売を行っています。 原発被災地で実感する放射能の怖さ <1日目> 福島空港からレンタカーを借りて、はじめに会津若松市を訪れました。 会津若松は積雪が30センチくらいあり、当日は大雪となって札幌と変わりない気候となっていました。 市内観光地を巡ると小学校などの敷地内に福島県大熊町や双葉町からの避難者が入居している応急仮設住宅の案内板が目につき、会津若松市内にも多くの避難者がいることが分かりました。 その後、高速道路(磐越自動車道)を利用していわき市に向かいましたが、中通り、浜通りと進んでいくと途中から積雪がなくなり、雪の降る前の晩秋の北海道と似たような景色に変わってきました。 同じ福島県でも会津地方と浜通りとでは、気候がこんなにも違うことに驚きました。ちなみに、いわき市内に住んでいる人は冬タイヤは必要ないそうです。 福島県最大の港であるいわき市小名浜港を望む観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」に行きました。震災で1階の売り場が壊滅状態となったそうですが、今は復旧してリニューアルオープンしています。 そこで、「3.11 いわきの東日本大震災展」が開催されていましたので、観覧してきました。震災当時の映像や避難所生活の状況、行政や自衛隊、ボランティアの活動の写真や、子どもたちの力強い復興への意思表示の寄せ書きなどが展示されていました。 <2日目> いわき市の避難指示は1年半で解除となったそうですが、通りすがりにあった小学校はいまだに5分の1の生徒しか戻ってきていないそうです。 楢葉町の役場庁舎前には、身体の内部被爆状況を検査するホールボディカウンターを搭載した移動検診車が駐車しており、住民の検査が行われていました。 楢葉町内では、大がかりな除染作業が進められており、放射能を含んだ土や枯葉を入れた黒い袋が多く集められていましたが、最終処分方法はまだ決まっていないそうで、ブルーのシートをかぶせたままとなっていました。 そこからさらに、富岡町へ進みました。富岡町内の避難指示解除準備区域の除染作業はこれからのようで、住民は帰還することもできず震災による壊れた住宅や商店などの多くはそのまま残された状態にあり、まさにゴーストタウンそのものでした。走行中は、作業用のトラックやパトカーとすれ違うことが多くありました。 今は無人の東京電力の原子力PR施設が途中にあり、案内の里見さんは子どもの頃にここで原発の安全性についてみんなで説明を聞いたことがあり、こんな状況になるとは思ってもいなかったと話してくださいました。 いわき市内に戻り、津波で多くの人家や商店街、水産加工場があった久ノ浜海岸に行きました。現在本格的な復旧工事が進められていました。 スタディツアー終了後、スパリゾートハワイアンズへ行きました。 <まとめ> 「東北を心に刻む応援プログラム」 自分のスケジュールに合わせて参加できる個人向けプログラムがあります。 ■旅行期間■ 平成26年3月14日まで ■お問い合わせ■ 株式会社北海道宝島トラベル(コンソーシアム構成メンバー) 〒060-0052 札幌市中央区南2条東2丁目8-1 大都ビル8階 電話:011-252-2114 FAX:011-252-2117 ※北海道委託事業/東日本大震災被災観光地支援事業 ※ホームページで詳細情報を掲載しています。 http://imakoso-tohoku.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.02.06 17:23:20
[その他の記事] カテゴリの最新記事
|