北海道教育庁学校教育局参事(生徒指導・学校安全)からのお知らせです。
平成26年3月、北海道教育委員会は北星学園大学とスクールソーシャルワーカーの活用に係る調査研究に関する協定を締結しました。
【以下参考】
北星学園大学との協定に係る過去のブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/201404020002/
道教委任用のSSWに係る過去のブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/201404100005/
道教委ホームページ
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ssa/sido_siryo_ssw.htm
この度、協定の一環として、北星学園大学のスクールソーシャルワークに関する授業を、教員や市町村任用のスクールソーシャルワーカー等が聴講する取組を実施しました。
スクールソーシャルワーカーを学ぶ学生と一緒に教員、ワーカー、教育委員会職員等が授業を受けている様子
平成26年6月20日(金)、27日(金)、7月4日(金)を教員対象とし、7月18日(金)、7月25日(金)をスクールソーシャルワーカー対象として、合計5日間で10時間半の聴講を実施しました。
5日間でのべ83名の方が聴講しました。
授業を行っていただきました、北星学園大学 教授 久能由美先生は、北海道教育委員会のスクールソーシャルワーカー活用事業におけるスーパーバイザーです。
北星学園大学 教授 久能 由弥 先生
授業では、学生、教員、ワーカー、教育委員会担当者がグループ別になり、児童生徒の不登校等の仮想の事案に対して、協力して支援のアセスメントを作成する取組を行うなどしました。
グループ別で支援のアセスメントを作成している様子
スクールソーシャルワーカーを志す学生にとっては、教員や教育委員会担当者との意見交流、ロールプレイング等を通して、学校現場での支援を体感できました。
近い将来、この学生が、北海道の子どもたちのために活躍していただくことも、本協定の目的の一つです。
教員と学生の意見交流
【情報提供】
スーパーバイザーである久能由弥先生が理事をなさっている日本学校ソーシャルワーク学会の研修会のお知らせです。
例年北海道地区で行っている研修会を次のとおり実施しますので、是非興味のある方はご参加願います。
2014年度日本学校ソーシャルワーク学会北海道地区研修会
テーマ「教諭とスクールソーシャルワーカーの臨床力向上と協同の方法」
【対象】 教育、福祉、心理関係機関の方等(その他、興味のある方)
【日程】 2014年9月13日(土)13時から16時30分
【会場】 北星学園大学(札幌市厚別区大谷地西2-3-1)
※地下鉄大谷地駅3番出口徒歩5分
【参加費】 1,000円
【参加申し込み】 http://www.jssssw.com/event/20140913.html
【主な内容】
教諭とスクールソーシャルワーカーの協働をテーマに、「非行問題を抱える子ども家庭」に対する支援のあり方と展開の方法について学びます。さらに、シンポジストを招いて実践報告をいただき、効果的、具体的な実践方法について報告いただきます。
【プログラム】
13:00~13:15 趣旨説明・オリエンテーション
13:15~14:15 講演 立命館大学 教授 野田 正人氏
「非行問題を抱える子どもと家族への支援のあり方」
14:30~16:30 シンポジウム
「非行問題を抱える子どもと家族に対する支援実践を通じて」
指定討論者:立命館大学 教授 野田 正人 氏
研修会には、北海道教育委員会のスクールソーシャルワーカーである澤伊三男先生もシンポジストとして参加します。
北海道教育委員会では、北海道の子どもたちが安心して学べる環境づくりに向けて、効果的な取組を実施していくとともに、スクールソーシャルワーカーの活用を促進するため、教員、保護者等に向けて、スクールソーシャルワーカーに係わる情報を発信するなどして、事業の充実を図ってまいります。