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テーマ:まち楽ブログ(32216)
カテゴリ:IT・科学技術
北海道のために働く総合研究機関「道総研(どうそうけん)」です!
皆さんが、道産木材と聞いて思いつくのは、どんな木ですか
道産木材は、カラマツとトドマツを中心に生産されていますが、 そのうちカラマツが伐期(収穫期)を迎えていて、約137万㎥(トドマツの約2倍)ものカラマツ材が生産されています
カラマツ林とカラマツ材
たくさんあるカラマツを使ってどんどん家をたてましょう ・・・と言いたいところですが、カラマツには、「ねじれやすい」「割れが発生する」という特徴があり、住宅には向かない木材と言われてきました ねじれ写真 (製材後、人工乾燥しないで屋内に約3ヶ月放置した状態)
このため、住宅には主にトドマツが使われ、カラマツは梱包材などに使用されてきました。
カラマツがたくさんあるのにもったいない!
北海道の森林を守るためにも、カラマツの活用は大きな課題です。
そこで、道総研の林産試験場、北方建築総合研究所、林業試験条、工業試験場では、カラマツを建築資材に活用するための研究を行い、コアドライという新技術を開発しました!
「コアドライ」は、木材の新しい乾燥技術です。 コアドライの技術によって木材の内部(コア)までしっかり乾燥(ドライ)され、割れやねじれの少ない高品質な建築用材を作ることができるようになりました! コアアドライ材には割れやねじれがありません!
コアドライ材を使った実証住宅も建設されています♪ 柱がコアドライ材です!
コアドライの技術をさらに普及するため、9月18日に道総研 林産試験場と、むかわ町、苫小牧広域森林組合、栗山町ドライウッド協同組合の4者で協定を結びました。 今後の道産カラマツ材の利用拡大が期待されています 協定調印式の様子
皆さんも、ぬくもりある木の家に住んで道産木材を地材地消し、北海道の森林を応援しませんか 木の家にはメリットがいっぱい!
道総研では、これからも新技術の開発や、企業への技術協力に取り組み、北海道の産業を応援します! ▼道総研 林産試験場ホームページ http://www.fpri.hro.or.jp/ ▼道総研ホームページ http://www.hro.or.jp/ ▼お問い合わせ先 北海道立総合研究機構(道総研)広報チーム 011-747-2804 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.10.06 15:10:03
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