|
テーマ:まち楽ブログ(32203)
カテゴリ:北方領土
★ 総務部北方領土対策本部です ★
11月9日 (日)北海道大学文系共同棟で 今年度の北方四島交流に参加した学生たちによる訪問報告会がありました。 そのときの様子を3回に分けてお知らせします。 はじめに代表から SACLAの中に今年、北方四島交流班を立ち上げ 実際に交流した体験を皆さんにお知らせするため この報告会を開催することとしたという挨拶で始まりました
その後 北方領土問題の現状に対する説明があり これまでの経緯や歴史認識などを参加者で共有しました 説明の中で 「問題が解決されたとして、今、四島に住んでいる人たちはどうなるのか。 国際法の問題が仮にどちらが正当だということになっても、 その答をもって解決につながるかというと、また別の話になってくる。」 という難しさを提起していました
最初の報告項目は受入事業について 我々大学生や若い人たちが何かできることはないかと考えて参加した学生が 「私たち若い人たちが交流するということは、 これから北方領土の問題を考えていくときに大事だと思う。」、 「四島訪問は機会が限られるが、誰でも参加できる受入交流は 大事にしていきたい。」などの発言がありました
次に四島訪問の報告があり 択捉島訪問団から訪問スケジュールのほか ゴミ問題についてディスカッションし ゴミ処理施設がなく問題となっているという話や 開発の進行により空港ができるということは 一緒に行った北方領土の後継者2世3世の方には 択捉島が返ってこなくなるのではないかという ショッキングなこととして受け止めていたことなどが報告されました
次に国後訪問団からの報告がありました 四島には若い人が多く(次回で触れますが、四島への移住促進政策の結果と 思われます。) 平均年齢は34歳と日本では考えられないような話や 島民と共同で行った発表会の話 サハリン州では住居取得の自己負担率は30%~50%で 残りはすべてサハリン州が負担してくれる 出産祝い金は二人目が25万ルーブル、3人目だと50万ルーブルが支給 さらに国後島では3人以上子供のいる家庭には土地を無償で提供する ということなどが報告されました また成績優秀者も多く輩出しているとのことでした
これらの取り組みによるものか分からないが 国後をふるさととするロシアの子供達が増えており 元島民の気持ちを考えなければならないとともに 今いる子供達のことも考えなくてはならないと報告がありました
国後には「ロ・ク・ニ クラブ」(ロシアのロ、国後のク、日本のニ) というものをつくって、日本について学んでいるといった 普段接することのない現地の情報なども紹介してくれました
次代を担う大学生たちが、この問題に真剣に向き合ってくれていることに 大きな力を得たと同時に 改めて問題の大きさ、深さを認識し学生たちに負けないエネルギーで 取り組むことが必要だと気持ちを新たにしました
この後の報告については 明日掲載予定の「その2」に続きます!
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.11.25 19:02:54
[北方領土] カテゴリの最新記事
|