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2016年10月31日
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カテゴリ:自然


美濃加茂市山之上町にある里山で10月24日(月)、加茂農林高校野外授業を開催しました!

 

これは、去る平成28年8月9日に締結した美濃加茂市と岐阜県立森林文化アカデミーとの連携協定内容のひとつである「里山再生のための人材育成」を推進するため開催したものです。

 

美濃加茂市が掲げる「里山千年構想」を実現していくためには、林業の担い手が必要不可欠です。そのため、美濃加茂市内にある岐阜県立加茂農林高校の生徒達に「里山千年構想」の目指す姿などを伝え林業の授業で野外授業を行うことで、現在の里山の状況や里山整備の必要性、そして林業の大切さ、継続していく重要性を学ぶ機会を設けました。

 

当日は、岐阜県立森林文化アカデミーの伊佐治教授を先頭に、可茂森林組合、岐阜県可茂農林事務所の方々の協力の下、野外授業を行いました。

可茂森林組合には、この3年の間に加茂農林高校を卒業して就職した「身近な先輩」が3人います。今回の野外授業では、その3人の先輩達が就職して可茂森林組合で学んだことを、後輩達に直接伝える場にしたいと考えました。伐倒、重機の操作をこの3人の先輩達に実演してもらいます。

 
 

まず最初に可茂森林組合によるスギ伐倒デモンストレーションを行いました。

大きなスギをチェーンソーで伐倒する姿はとても頼もしく感じました。

その後、手際よく枝打ちや玉切りをし、重機で整理していきます。

里山の整備はこうやって樹木の伐倒、玉切り、そして重機による整理や持ち出しを行う形が理想です。そのため、里山の整備には「作業道」が必要です。美濃加茂市では、整備計画を立てながら作業道設置を行っていきたいと考えています。

続いて生徒達は4班に分かれてチェーンソー操作の実習で「受け口」「追い口」の練習を行いました。上手に水平に切ることができる生徒や、まったく「受け口」ができなかった生徒達もいます。その中で、生徒達は教えあいながら実習をしている姿を見ることができました。

  

午前最後の実習は間伐です。

針葉樹の中に入り、森林文化アカデミーの伊佐治教授から間伐の必要性、選木方法などを学びました。そして、代表者の伐倒です。森林組合の先輩から手ほどきを受けながらチェーンソーで切っていきました。残念ながら綺麗に倒すことができず隣の樹木に引っかかってしまいました。間伐はこうやって混み合っている針葉樹林に、適度に太陽の光があたるよう伐採していきます。

隣の樹木に引っかかってしまった木は、先輩が少しずつ切っていきながら動かしていき綺麗に倒してくれました。こういった先輩の姿は、生徒達の刺激になったと思います。

  

 

午後の授業は、森林組合の先輩による広葉樹(アベマキ)の伐採のデモンストレーションから始めました。広葉樹は針葉樹よりも堅く、伐採するのは難しいそうです。

大きなアベマキが倒れる風景は圧巻でした。

その後、森林文化アカデミーの研究でアベマキの成長量調査を行いました。数人の生徒がお手伝いをしてくれました。ありがとうございます。

 


野外実習最後は、代表の生徒にスギ伐採をしてもらいました。大きなスギの木を、森林組合さんの指導を受けながら伐採した生徒達は、とても頼もしかったです。

 

今後も、こういった野外授業を加茂農林高校の生徒達と行うことで、林業の必要性を学び、林業の担い手が少しでも増えていくことを願っています。


 






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最終更新日  2016年10月31日 15時52分20秒


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