テーマ:ベタが大好き!(585)
カテゴリ:さかなおやじの言いたい放題
また、一口に「マスタードガス」で片付けてしまうのにはちょっと無理があるほど豊富なカラーバリエーションも魅力の一つです。ターコイズ・ロイヤル・スチール・マットブルー以外にもダークボディにメタリックブルーの輝点が存在するタイプ、パープル系とボディの基調色だけでも豊富なバリエーション、そしてこれにピュアイエロー・レモンイエロー・ベージュイエロー・オレンジなどこれまた沢山の種類がある鰭先のカラーリングの組み合わせと言う事で、単純に組み合わせを考えただけでも20~30通りのの変化が思いついちゃいます。 逸品堂で扱ったマスタードガス系ショークラウンとして一番人気の高い組み合わせは今の所ターコイズブルー&ピュアイエローのような気がします。ただ、残念ながら常時仕入可能なほど一般的にバンコクで流通している訳ではないので、毎月の仕入の際には度々リクエストを頂戴しながら入荷数0と言うケースが非常に多いのが問題です。・・・と言うより、バンコクに数いるベタブリーダーの中で、私の知っている中ではたった2人しか大規模にショークラウンを生産していないのが問題点なんですけどね。もちろん、鰭の開きがそれ程十分でない一般的なクラウンの生産ブリーダーは沢山いますし、こちらのクラスは市場の道端で小袋にあらかじめパッキング済みの個体が山積みされてますけど。 ところで、今日紹介した個体は実の所現在は「幻の逸品」になってしまっています。ロイヤルブルーに近い深みのあるブルーの基調色と言い、混じりけのない綺麗なオレンジイエローの鰭と言い実に素晴らしい仕上がりだと思います。また、この系統は鰭先が伸長するとブラックに染まるのも大きな特徴の一つでした・・・って過去形なのは、この系統を生産していたブリーダーが今は行方知れずになっちゃったから、仕入が出来ないのでした。かつてはバンコクの市場に小さいながら自分の店を所有していたブリーダーだったのですが、ある時店が別の店に変わっていて、回りの店の人たちに消息を尋ねても「いきなり店を放置したまま消息を絶ったので、今どこで何をしているのか知らない」って言う答えが返ってくるばかりです。 もっとも、これはそのブリーダーが多額の借金を踏み倒して夜逃げした為、知人達は借金取りの追求を心配して知っていても「行方知らず」と口裏を合わせている可能性も無くはないですけどね(苦笑)。もちろん、私としても画像の個体を生産している「ベタブリーダーとしての彼」にはもう一度会いたいですが、既に廃業して「単なるタイ人のオヤジ」になってしまった彼には別に会いたくも無いですから、この問題に関しては深く追求してませんけど、この系統に関してはもう一度お目にかかりたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/06/06 12:47:18 PM
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