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2009年11月15日
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オイアウエ漂流記



作者:荻原浩

南国リゾート地へ取引先の副社長を案内するリゾート会社の社員たち。主人公の賢司、主任、課長、部長、取引先の副社長、それに孫を連れた老人、新婚カップル、謎のアメリカ人、犬、10人と一匹が小型飛行機に乗り、海に墜落する。

機長は残念ながら亡くなってしまったが、10人が行き着いたのは無人島。

会社の秩序が無人島にも持ち越されるが、もちろん叙徐々に関係なくなっていく。

しっくりきてない新婚カップル。理系でオタクっぽいダンナはなぜか釣りが得意。

老人は戦争体験をひきずり、少々認知症ぎみ。

無人島に行き着いた人々のヒューマンドラマというありきたりな設定で、内容にも新しさは感じられなかった。比較的、牧歌的。殺し合いも、女性の凌辱もなし。

無人島ではやはり食べ物のことが一番大事。南国の島だったので一応食事はできる。ココナツ、魚、最後にはウミガメやコウモリまで食べる。本当においしいのかしら?

桐野夏生『東京島』とかゴールディング『蝿の王』みたいな、人間の本質が剥き出しになるといった深さはなかった。

気楽に楽しめるエンターテイメント。作家にとって「無人島もの」は書きやすいのかな。
また、『明日の記憶』みたいに映画化を狙っているのかしら?






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Last updated  2009年11月15日 08時38分11秒
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