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madamkaseのトルコ行進曲

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 marnon1104@ お久し振りです (。≧ω≦)ノ!! kaseさんのお誕生日だったのですね。 お元…
 marnon1104@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) kaseさん、こんにちは(*'▽')♪ …
 madamkase@ Re[1]:渡航記念日(03/16) 高見由紀さんへ こんにちわ、イスタンブ…
 madamkase@ Re:渡航記念日(03/16) marnon1104さん、こんにちわ。 3月に書い…
 madamkase@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) ひなのさん、おひさしぶりです。 トルコは…

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2010年10月19日
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【10月15日・金曜日】

 10月10日はやっと天気が回復し、洗濯物がどうにか乾いた。頼まれごとがあってあちこち出歩くいつものパターンが日・月と続き、月曜日は真菜さんと京子さんの3人でグランド・バザールに連れ立って昼を食べに行ったら、ジヤーデ食堂の先客として顔なじみのムラット君(金の延べ棒商)が来ており、私達の分も気前よく払ってくれた。ラッキー!)

カナット
カナット(手羽先)の炭火焼 6リラ。安くてうまいと評判の店

ジヤーデ食堂
ムラット君はドバイへの転勤が間近、右・京子さん、奥・真菜さん


 食後、日本の友人きいのこ。さんが、えりふアンネさんに託してくれたプレゼントを受け取りに行き、真菜さんと別れて家に戻ると、先週水曜夜の左足のプチ捻挫以来、掃除出来ずにいたサロンを、京子さんがまめまめしく片付けて掃除機を掛けてくれたので、私はその間に外猫達の餌を煮てやり、さっぱりしたところで自分達の夕食も拵えた。

 12日の火曜日午後は同じアパルトマンの女流画家エジェさんの個展の開幕準備の手伝いに行き、夕方慌しく猫の餌を作りに帰宅した。
 同じ日に日土婦人協会の新年度オープニングの午餐会があって、新会長の吉田さんから招待していただいたのだが、先約の個展の手伝いがあったために残念ながらお断りした。

 13日はリハビリの第9回目、9月13日に最初のリハビリを受けて以来、先生にあまり動き回るな、遠くへ出かけるな、といわれたにもかかわらず、どうしようもなく動き回っていたので、診立ては「一進一退」とのこと。
 キュタヒヤやエスキシェヒールとんぼ返りなど、忙しい旅行もしてきたのでこれは当然の結果かも・・・

 でも、自分ではなんとなくよくなってきているような気がするし、実際に膝の痛みはひと頃からするとずっと薄らいだので、今後はエクササイズに力を入れていこうと心に誓った。

 帰りに近くのハイパー・マーケットに寄って何気なく見かけたキャンペーン中の縫いぐるみの中に、赤ちゃんを抱いた大きなウサギのお母さんがあったので、友人オミュルさんの一粒種、フリヤちゃんにあげよう、と思いつき買ってきておいた。

 14日の夕方は、キュタヒヤのストゥク・ウスタのシンポジュウムに参加してくれた鬼頭立子(りゅうこ)さんと窪田有美子さんが加入しているミマル・シナン大学のチニ(陶芸)研究会の秋の展示会のオープニングコクテイルがあり、早くから知らせを貰っていたので、レイラと誘い合わせてイスティクラール通りのテュネル寄りにある、ベイオール区役所のギャラリーに行った。

鬼頭さんと窪田さん 
鬼頭さん(向かって左)窪田さん(右)

会場1 会場2
会場には花輪も並び大賑わい。


 ストゥク・ウスタの件がなければこうして知り合うこともなかったに違いないが、このお嬢さん方はもう何年もひたすらイズニック・タイルの研究を重ねているとのこと。

 行ってみると会場は大混雑、そして2人の作品は初めて見せて貰ったのだが、そんじょそこらのカルチャー・センターの焼き物教室で習っているのとはわけが違い、国立のミマル・シナン大学で基礎から専門に勉強してきた、タダモノではない人達だったのである。

 会場のどの作品も優れている中で、贔屓目でなくとも、この2人の作品が最も気合の入った秀作に思えた。それは、やはりストゥク・ウスタのシンポジュウムで親しくなった山下鉄平さんにも言えることなのだが、はるばると外国に修業に来て、最初は言葉にも不自由しながら技を磨いていくのは容易なことではないはず。



鬼頭さんの作品

鳥のいるパノ
月明かり
上:プログラムの表紙にもなっている鳥のいるパノ  下:月光とカリヨンのパノ

窪田さんの作品

ライオン
Istanbul
大皿
上:ライオンのいる角皿 中:イスタンブール絵巻のパノ 下:丸大皿



 3枚のパノはいずれもコラージュ手法で、どれも手間隙のかかる細かい模様がぎっしりと描き込まれている。これはオミュルさんやゲンチオールさん夫妻もお誘いしなくてはいかん、と思いながら、芸術大好きのレイラも満足していたので声をかけてよかった、と思った。

 この装飾タイル展では、陶芸家の目から山下鉄平さんもリポートしているので、こちらもどうぞ。

 なお、鬼頭立子さんのブログではこれまでに研究してきたタイルのお話が満載。トルコの陶芸に興味をお持ちの方、ぜひご覧いただきたい。


 次の朝、つまり15日(金)の朝、以心伝心でもあるかのようにオミュルさんから電話が来た。「加瀬さん、今晩5時からペラ・ミュゼシ(ペラ博物館)で、山田宗偏先生のチャイ・セレモニシ(茶道)のギョステリシ(披露)があります。お時間があったらぜひ来てください」というのである。

 その日でリハビリは10回目を迎え、ハーカン先生は一応カリキュラムを終了したのであとは家でエクササイズを続け、1ヵ月後に結果を見せに来るように、と言ってくれた。
 私はドイツ生まれでドイツ育ちの先生から海苔巻きが大好き、と聞いていたので、朝のうちに海苔巻きを作り持って行った。

海苔巻き
海苔巻き(祭りずしもどきも含め)は、
たまにしかやらないと上手に出来ない


 自分としては味はともかく、形が余りよい出来ではなかったが、先生は「ハーリカ!(素晴らしい)」と喜んで食べてくれたのだった。
 雨の中、やっと拾ったタクシーが金曜の大渋滞に巻き込まれ、家に帰って猫の餌を作る時間がなくなった。レイラに餌やりの応援を頼み、私はペラ・ミュゼシに向かった。

 トルコにおける日本年の行事の一つとして招かれた山田宗偏家元は、120年前のエルトゥールル号事件のあと、義捐金募集で活躍した山田寅次郎の孫に当たるお方とか。

 地下一階の劇場で演技披露のあと、サロンで行われたコクテイルはたくさんの来場者でこの上なく賑わっており、着の身着のまま駆けつけた私も日本・トルコの貴顕紳士・淑女に混じって、抹茶のお薄などご馳走になってきた。

抹茶
抹茶は心を落ち着かせるという。



 オミュルさんとも出会えたのでウサギさんを託し、その晩はレイラとウムット・オジャックバシュで夕飯を、と雨の中を徒歩で行って見たら、金曜の夜とてこちらもごった返しており、芸術の秋は騒々しい・・・と1人ごちたのであった。






madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)






   猫猫「チュクルジュマ猫会」猫猫














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Last updated  2010年10月20日 18時46分30秒
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