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カテゴリ:イスタンブール日々新たなり
【2月20日・水曜日】 昨日19日、マリ子さんは朝食後街に出て行ったが、居住許可証の取得手続きやら銀行口座を開くなど色々と用事があった。それに、会社の近くに家を借りるために、午後は幾つか目をつけていた物件を実地検証に行ったのだそうだ。 そして夕方までにここなら、と言う家が見つかり、トルコの知人を間に立てて契約も結んできたので、3月の初めには入居できる運びになったとのことだった。 就職活動にイスタンブールに来たのが1月14日、面接の後、採用が決まって日本に戻って行ったのが今月の5日だったから、驚くような順調さである。 もちろん、マリ子さんが先手必勝とばかり、どんどんことを進めて行くタイプの人だし、スキルも高いし、礼節をわきまえていることが何よりもこうして幸運を呼び込むように出来ているのだと思う。 チキンソテーは薄い塩コショウ味。ちょっと醤油につけて焼く。 大根おろしと納豆、ほうれん草のおひたし、キョイビベルなど。 納豆はマリ子さんのお土産。チキンは現地調達。柔らかで美味。 今朝が初出勤なので、夕べはちょっとチキンソテーと私の秘蔵の梅酒で景気づけをし、今朝は8時頃に家を出れば間に合いそうだ、とのことなのでそれに合わせて朝食を作って送りだした。 挽き肉入りの野菜炒め、辛子明太子、ほうれん草お浸し、らっきょう。 家を出るときに、私が白い石を打ち合わせて切り火を切って送りだしたのはいいが、ドアが開けっぱなしだったのでまたミディエに逃げられてしまった。(午後には帰還) マリ子さんは暮れまで現役で働いていたのでブランクもないし、きっと持ち前のエネルギッシュな行動力で、じきに仕事をクリアーしてしまうだろうと思う。 昼少し前、コンヤのセマーゼン、アブデュルカディルさんから電話がかかってきた。 16日に堀先生が帰国の途に就いた直後、コンヤの空港まで連れてきてくれたアブデュルカディルさんに報告とお礼の電話をしたのだが、そのときはあいにく繋がらず、私がバスの中で電源を切ったあとかかってきたようで、またあとでかけたらやっぱり向こうが出ないのでそのままになっていたのだった。 「いやいや、申し訳ない、幾日かばたばたしていたのです。今日は黒海のシノップまで公演があってやってきました。ここにメンバーが勢ぞろいしています。ファフリさん、ムアンメルさん、オメルさん、みんなみんなあなたにセラーム(よろしく)と言っています。堀先生のおかげでみんな足腰が快調です。これもあなたが私達を堀先生に紹介してくれたからです。どうか先生とあなたをアッラーがお守りくださいますように」 アブデュルカディルさんの電話のそばで、セマー楽団の人々が口々に何か言っているのが聞こえた。思わず嬉しさがこみあげてきた。 遠足に来た子供達のように、セマーゼンやミュージシャンのおじさん達がアブデュルカディルさんの電話のそばに口を寄せててんでに何か言っている面白い光景が目に浮かんだからだった。 お知らせ ◎※△ 海泡石(リュレタシュ)がネットで買えます! イスタンブール唯一の海泡石アトリエ、シナン・ウスタの作品がついにネットで購入出来るようになりました。追々品数も増やしていくとのことです。ぜひご覧ください。 ネットショップ 「リュレタシュ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年02月20日 23時34分10秒
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