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エコ・エコ・アジェレード

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Dec 12, 2007
XML
カテゴリ:インターネット
さて、タグについて良く分かる文章を紹介する。

「Zopeジャンキー日記」
2005.12.18 の記事
「なぜネットではディレクトリが敗れ、サーチとタグが勝利するのか」

(少し長いので、ポイントの部分を記します)


《「なまえとタイトル」の最後のほう、「対象が多すぎると、タイトル的な名前は機能しない」という項で、私は次のように書いた。

「ファイル名はなくてもいいかもしれない」という話が出てくるのも、まさにこの状況だ。ファイルが多すぎて、どこにあるかわからなくなるような状況では、ファイル名の「説明」機能がそもそも果たせない。
 そしてこれこそが、インターネットにおいてサーチやタグが浮上する理由だ。

「対象が多すぎる」とは、この場合、「全部のタイトルをざっと眺める」ことすらできないくらい、対象が多い状況を指す。

インターネットが、この「対象が多すぎる」世界であることに疑問の余地はないだろう。


◎ディレクトリは、「タイトルの階層」

そのインターネットを、最初に整理しようとしたのが、ヤフーのディレクトリ(カテゴリ階層)だった。
人力で良いサイトを見つけ、人力でカテゴリ別に分けたのだ。

「ディレクトリ」とは、カテゴリという「説明的な一般概念」をツリー状に構成したという意味では、いわば「タイトルの階層」とも言える。
ひとつひとつのカテゴリが「タイトル」であり、人間はそれを「目視」し、その「意味」を理解しながら、階層を渡り歩くのだ。

しかしこの方式には、問題がある。
特定のトピックについて調べたいときには、これでは時間がかかりすぎる。
たまたま、知りたいトピックがカテゴリにピッタリ一致し、充実した情報が見つかる場合もあるが、それはむしろ幸運な例外だろう。
たいていは、まず知りたいものが階層のどこにあるかを探すのが困難で、仮に見つけたとしても、その階層に充実した情報が並んでいることも少ない。

そもそも、ディレクトリは作る側もたいへんだ。どんどん変化していくインターネットの上で、見る価値のある良いWebサイトに限定したとしても、それを人力で発見し、人力でカテゴリ分類すること自体、どうしても無理がある。作る側も、見る側も困難なもの、それがディレクトリだ。

◎ディレクトリは、サーチの前に敗れる

人気を集めながらも、このように問題を抱えていた「ディレクトリ」は、その後「サーチ」の登場によって、その王座を譲り渡すことになった。その代表がもちろんグーグルだ。
これに対し「サーチ」は、ロジックやアルゴリズムで、キーワードごとに主要サイトのリストを自動生成する。特にグーグルはそのアルゴリズムが精緻で、見る側が最小の時間的コストで、最大の結果(欲しい情報が見つかる)が得られるよう、工夫されていた。


「サーチ」は「ディレクトリ」に比べて、作る側も、見る側も圧倒的にコストが低く、効果が高い。

「ディレクトリ」が「サーチ」の前に敗れたのは、いま考えると、ほとんど「科学的な必然」に思える。》



次回につづく~






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Last updated  Feb 25, 2008 05:34:33 PM
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