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テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:映画/TV/本日記
会社の方が「今日の試写だけど行く?」とハガキを見せてくれたので、『行きますっ』と即答してハガキをいただき、行ってきました ストーリーは、 1971年、スコットランドの医学校を卒業したニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)は、診療所で働くためにウガンダにやって来る。 ある日、彼はアミン新大統領(フォレスト・ウィッテカー)の演説を聞きに行った帰り道で、偶然にも大統領の捻挫の治療をすることになる。 大統領から気に入られたニコラスは、アミン一家の主治医になるが……。 って感じです。 フォレスト・ウィッテカーの演技がスゴイ 大統領役をやったフォレスト・ウィッテカーは今年のアカデミー賞の主演男優賞を受賞 正直観るまでは「なんで『ブラッド・ダイヤモンド』のレオ様が主演男優賞じゃないんだよ~」って思ってたんですが、この映画を観て納得 フォレスト・ウィテカーの演技の前ではレオ様はまだまだです 他の賞については納得がいかないんだけど(『ディパーテッド』の受賞関連)、主演男優賞については正しい結果だと思います さて、この映画は大統領(アミン)と青年医師(ニコラス)の2つのストーリーが同時進行するって感じで進んでいきます。 後はアフリカと英国っていうのも若干あるのかも・・・ ニコラスは「地球儀を回して目をつぶって指差した国に行く!」というお気楽な行動でウガンダに観光気分で赴き、そこで偶然大統領になったばかりのアミンの治療をする。 それがきっかけで彼は大統領の主治医になるよう言われ、一度は断ったものの甘い汁に負けてそのまま主治医になることを決意する。 彼のとった軽はずみな行動が後にどうなるのか・・・ハラハラ、ドキドキします。 アミン大統領は本当は可哀相な人なんだと思う。 彼だって最初から独裁者になろうと思って大統領になったわけじゃないと思うんだよね。 その証拠にニコラスが着ていたスコットランドと書かれたTシャツを自分の軍服と交換して息子へのお土産にするといった優しい一面も描かれていたから。 本当のところは分からないけど・・・ 苦しい生活を打破しようとして前の大統領から地位を奪いその後に自分がつき、その栄光と権力を失いたくないためにだんだんと周りの人間が信じられなくなっていく・・・。 その結果、彼に反抗的な行動をするものは虐殺するという独裁者になっていってしまったということだと思うんだよね。 弱い部分がある人間がトップになるときっと独裁者になるんだと思う・・・金正日とかもきっと同じ? 時折みせる大統領の強い部分と弱い分のギャップは迫真の演技なので、見ものです。 その他にも 残虐なシーンがあったかと思うと、宴を開き楽しくダンスをするシーンがある。 家族を大事にするシーンがあるかと思うと、家族を悲惨な目に合わすシーンがある。 重々しいシーンが続いたと思ったら軽快なバックミュージックが流れるシーンがある。 といった感じにストーリーの強弱というか展開がうまいので、あっという間の125分でした 特にラストはニコラスがどうなるのかで緊張しっぱなし これはモンクなしの5点ってことで 2月に観た映画の評価ランキングはコチラで確認してください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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