50エアームドのテンプレ型
ドリル嘴/どくどく/吹き飛ばし/眠る＠薄荷or奇跡の実
について。

このエアームドって、カビゴンを止めるだけ止めて、
カビゴンが眠る無しならどくどく入れて倒せるけど、
カビゴンが眠るを持ってる場合は、眠らせてからエースで突破する。
エアームドからの突破力は無い。

・・・というイメージがあるかも知れませんが、
Lv.50カビゴンが相手なら、実はエアームド自身が密かにカビゴン突破を図ることも出来ます。
状況によりますが。

やり方はズバリ、吠えループです。
エアームドは、ドリル嘴高確率5発、1回急所に入れば高確率4発でカビゴンを倒すことが出来ます。
ということは、地味に吠えループが成立するということですね。

これが成立する条件としては、
相手に「エアームドの前に居座れないポケモン」が控えに居ることです。
ドリル嘴一撃で倒されてしまうヘラクロスとか、どくどくを絶対に喰らいたくないポケモンとか、
既に毒を食らって体力が減ってしまっているガラガラとか。
そういうポケモンが居れば、エアームドはカビゴンを突破し得ます。

以下、ただの吠えループの要領を書くだけなので、知ってる人はすっ飛ばしてOK

例として、相手の控えがヘラクロスだとします。

カビゴン：眠る　エアームド：吹き飛ばし→ヘラクロス出て来る（ここからスタート）
相手：カビゴンチェンジ　エアームド：ドリル嘴
エアームド：ドリル嘴　カビゴン：ぐうぐう
エアームド：ドリル嘴　カビゴン：ぐうぐう
カビゴン：なにか　エアームド：吹き飛ばし→ヘラクロス出て来る
相手：カビゴンチェンジ　エアームド：ドリル嘴

これで、カビゴンが「なにか」のターンにもし眠るを使っていなかった場合、
次のドリル嘴が5発目に入るので、高確率で倒せます。
また、眠るを使っていた場合は、一番最初に戻り、ループになります。
この中でどこかで1回でも急所に当てれば、高確率4発になるので、倒せます。
ドリル嘴のPPは最大32もあるので、全弾打てば9割近くの確率で最低1回は急所に当たります。

あくまで「カビゴンの他にエアームドの起点が居る」という条件つきであり、
「そんな虫のいい話なんて」と思われるかも知れませんが、実戦では案外起こり得る展開だったりします。
例えば毒を食らってHPが半分ぐらい減っているナッシーとか、ムウマとか。
相手のポケモンが「エアームドの前に1ターンも居座れない」という状況はそこそこ起こり得ます。
例えば​こちらのログ​みたいな流れになります。

これを利用すれば、エアームド1匹しか残っていない状態からでも、
1vs2の状況をひっくり返せる可能性もあります。
エアームドからカビゴンを倒すことが出来れば、当然残ったポケモンはエアームドでそのまま倒せるし、
逆に相手がその起点を捨ててカビゴン1匹残しをして来たとしても、
「のしかかり/地震/眠る/自爆」のような型であれば、エアームドはPP戦で余裕で勝てます。
タイマンだと吹き飛ばしが通用しなくなるので、ドリル嘴で突破することはほぼ無理になりますが、
エアームド側ものしかかりだけで倒されることはまず無いので、
吹き飛ばしを無駄撃ちしてターンを稼げば、カビゴンがそのうち他の技のPPが切れて自爆しか無くなって終了です。

ただし、このようにあらかじめ枚数差がついており、こちらがエアームド1枚という場合、
当然相手が2枚残った状態でのカビゴンの自爆には注意しなければなりません。
「カビゴンが眠るターンに吹き飛ばし」なんて言ってますが、
エアームドの残りHPが半分ぐらいしか無いと、ここで自爆で倒されてしまっておしまいです。
必ず自爆は耐えるHPにしておいて吹き飛ばすようにしましょう。

また、相手のカビゴンが「のしかかり/鈍い/眠る/寝言」とかだと、
今のような1匹残しされるコースでは絶対にエアームドは勝てません（鈍い積まれまくって終了）が、
吠えループで突破を狙うのは関係無く可能です。
エアームドの後ろに、カビゴン1枚残しに対して対策出来るポケモンが居るならOKということになります。


ついでにもう1点。
「50ガラガラ　ホネブーメラン/火炎放射/眠る/寝言」という型が存在します。
エアームドをねむねごで受けながら、火炎放射3発で突破してしまうガラガラです。
本来ガラガラを受けるはずのエアームドが、逆に起点にまでされて、返り討ちに遭ってしまうという恐ろしい型です。

が、これに遭遇してしまった場合でも、エアームドは諦めてはいけません。
ドリル嘴中乱数4発でガラガラを倒すことが出来ます。
4発ということは、そもそも吹き飛ばし関係無く、1発急所に当てれば、乱数で倒せる可能性があります。
ガラガラが寝言で運良くホネブーメランしか引かなければ・・・という感じですね。

で、ここに吹き飛ばしを絡めれば、急所すら必要無く、
普通に通常ダメージだけで4発で倒せてしまう可能性があるということです。

ここでポイントなのは、わざわざこんな型のガラガラが選出されるということは、
その後ろのポケモンは、エアームドに弱い・エアームドを受からない、という可能性が高いです。
ということは、そのポケモンを起点にして、
カビゴンの例と同じ要領で吠えループを決めれば、ガラガラを突破出来る可能性がそこそこあるということになります。
寝言で火炎放射を打たれると厳しいので、これは運次第になりますが、
エアームド側も急所が必要無いので、体力があるうちにこのパターンに持ち込めばそれなりに可能性はあるでしょう。