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2023.09.14
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カテゴリ:ポケモン関連
素眠りとは、寝言を持っていないポケモンが自ら「眠る」で回復して、
3ターンの間を凌ぐことです。

2000年代前期の一撃無しの金銀環境ならこれが当たり前で、
全てのポケモンに眠るを持たせるような構築がザラにありました。

一撃ありはもとより、一撃無しですら、
今となっては一部の硬いポケモンを除けばなかなかそんな余裕はありませんね。
特に、前のめり思考でプレイングをしている人にとっては尚更だと思うのですが、
それでも「素眠りすることが正解となる場面」はもちろんあります。

55食べ残しカビゴンで、スターミーやスイクンなんかを受ける場合なんかは、言うまでもありませんね。
どくどくとかを受けて、体力が怪しくなる場面も出て来るかも知れませんが、
眠るでゴッソリ回復してしまえば、それを続けているだけで相手をほぼ詰ますことが出来ます。
いくら前のめり思考で、試合を早く終わらせたい人であっても、
そこで眠るを使わない立ち回りは明らかに「弱い」と言わざるを得ません。
(そもそもそういうタイプの人は55カビゴンなんて使わないと思いますが・・・w)

で、敵がある程度の火力があるポケモンになって来ると、
なかなか素眠りというのは勇気の要る行動で、
そんな余裕無いんじゃないか、一度寝たらおしまいで、それよりは隙を見せずに殴った方が良いのではないか、
と思われがちだと思います。
が、意外と使える場面はあるよ、というのを今回は言いたいです。

例はかなり色々あって、ざっくり言うのが難しいので、
今回は例としてログをいくつか紹介して行きます。

ログ1:地割れカビゴンミラーマッチ(一撃あり)
試合中盤以降に、こちらのカビゴンが素眠りしています。
しかも、地割れを持っているはずの相手の55カビゴンの前で、堂々とぐうぐうしています。
これは、相手のカビゴンが麻痺している上、こちらはエアームドで流すという選択肢もある状況。
相手もなかなか地割れを打ちにくく、痺れでターンを稼げる可能性もあります。
結果、起きるまでに一度も地割れを被弾せずに済んだため、
起きてからは相手の麻痺だけが残り、地割れ合戦を有利に進めることが出来ました。

こちらの後ろに受けが控えており、相手の行動の一貫を切れていたり、
痺れや混乱などで行動不能のチャンスもあるような時は、比較的ローリスクでぐうぐうターンを消費出来るということです。

以下はすべて一撃無しルールです。

ログ2:カイリキーの前で寝るエアームド
エアームドは基本カイリキーには有利ですが、クロスチョップ3発で落ちるため、受け続けることは不可能です。
3発ということは、通常ヒット+急所でも倒れるということなので、1回の後出しすら許されないこともあります。
しかし、クロスチョップは、急所に当たる確率と同じだけ、外れる確率もあります。
このログの最後では、普通に殴り合ったらクロスチョップを外す2割でしかエアームドが勝つことは出来ません。
そこで、眠って相手にクロスチョップの必要回数を増やさせることで、外れチャンスを増やすことに成功しています。
(関連記事:​命中率の低い技はなるべく相手に多く打たせる​)
カイリキーが毒を食らっていて、その間にドリル嘴圏内に入れることが出来るというのも効いています。

相手の攻撃が命中率が低かったり、時間稼ぎによって定数ダメージを稼げたりする場合も、
このように素眠りが有効になることがあります。

ログ3:ガラガラの前で寝るエアームド
大局とは関係ありませんが、試合中盤でエアームドがガラガラの前で素眠りしています。
ここは、エアームドが麻痺しているというのが重要です。
後攻で眠って、麻痺を解除することで、次のターンからは先制でぐうぐうし、先制で起きることが出来ます。
これで何が起こるかと言うと、「寝ている間に相手に2回しかターンを渡さない」ことが出来るのです。
普通は、寝ている間は3回動かれますよね。
そこを、素早さ逆転によって2回に減らすことが出来ます。
これによって、3発で倒して来るような相手の前でも、素眠りを使うのが正解となる場面がありそうです。
「麻痺していて、かつ素の状態では自分の方が速い」という場合はこれが狙えるということになりますね。

ログ4:リフレクターライコウは積極的に寝る
「Lv.55 10万ボルト/目覚めるパワー氷/リフレクター/眠る」というライコウが存在します。
持ち物は食べ残しもありますが、薄荷や奇跡の実であることもあります。
食べ残しが無いと、どうしても耐久力が落ち、素眠りに入るのはなかなか勇気が要りますが、
それでもリフレクターの盾があれば、ログのようにミルタンクの前で堂々と素眠りしても体力が持ったりします。
鈍いを積まれようが、2回積まれてようやくチャラ。
そこから10万ボルトの麻痺や急所チャンスを狙えたりします。
ただし、リフレクターのターン管理はくれぐれもしっかりとする必要があります。
次のターンにリフレクターが切れるのに眠ってしまったりするのは、あまり得策ではないかも知れません。

ログ5:50カビゴンを受け続けるライコウ
これはログ3とログ4の合せ技みたいな感じです。終盤のライコウvsカビゴンのタイマンに注目。
ライコウがリフレクター+眠るで、カビゴンを凌ぎ切って勝つことに成功しています。
さっきのミルタンクと違って、積み技が無い相手なら、急所事故が無い限りこうやって受け続けることも出来たりします。
ここでポイントは、途中で「リフレクターが切れ、かつその瞬間に麻痺してしまう」というターンがあるところ。
ライコウにとっては最大のピンチです。何故なら、リフレクターが無い状態ですぐ寝なければならないから。

しかし、ここでログ3のことを思い出してください。
麻痺状態で眠ることで、寝てる間にカビゴンののしかかりを2発しか喰らわずに済むことがお分かりいただけるでしょうか。
2発ぐらいだったらリフレクターが無くても平気です。で、起きがけにリフレクターで、態勢を整え直すことが出来ています。

オマケ:リフレクターのターンを調整するためにわざと無駄に眠る
「無駄に」っつって、全然無駄じゃないんですが。
サンダーvsミルタンクのシーンです。サンダーは4発で倒される、つまり急所待ちなので、
ミルタンクの前で素眠りしていても基本的に良いことはありません。
しかし、すぐ倒されると、都合の悪いタイミングでリフレクターが切れてしまいます。
そこで、普通だったら無意味な素眠りを1回挟むことで、3ターンを延長し、
リフレクターを貼り直しながら倒れて後続に繋ぐことに成功しています。

これはなかなか特殊な例ですが、
「相手の貼ったリフレクター(天候とかでも可)を切らすために眠るで粘る」とかだったら、
割とよくありそうなシチュエーションなんじゃないでしょうか。

(超余談:「相手のリフレクターがちょうど切れるタイミングまで粘るには、何回素眠りすれば良いか?」みたいな、最小公倍数を扱った問題が作れそう…)


「相手に隙を与えるといけないから〜」と言って、あまり前のめりになりすぎるのも考えもの。
時には、じっと我慢することで、却ってこちらのチャンスが増えることも往々にしてあります。
硬めの構築を使って、戦績を残しているベテランプレイヤーは、ここらへんの押し引きのバランスが抜群に上手いです。

果報は寝て待て。





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最終更新日  2023.09.14 05:17:09
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