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January 16, 2009
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カテゴリ:「共」育
早いもので、神戸で震災に遭ってから、明日で14年。
震災が起こった年に生まれた子たちも、早、中学生なのですねショック

震災に遭わなければ、
マラウイに行くこともなかったかもしれません。


震災で傷ついた心失恋を、ずっと抱えていました。

その後、定時制高校で、生徒たちと育ち合い、
日本を飛び出せる勇気を、もらったのかもしれませんね飛行機


派遣前訓練で、当時の青年海外協力隊事務局長より、
「ボランティア」に関し、以下のように学びました。

Oxford辞典には 「危険なことも自らすすんで行う人」
広辞苑には 「志願者、奉仕者、社会事業」
現代用語の基礎知識には 「社会をよくするための行動」
などと表現されているが、
共通しているのは「自発的」な行動である。

さわやか福祉財団の堀田力さんは
「ボランティアは成長すること」
と言っている。

ボランティアは国民の成熟度をはかる指標でもある。
阪神大震災以降、ボランティア人口が増えたが、
ボランティアの経験を社会に還元していく必要もある。


この講演を聴いた報告書に、私は、以下のように記しています。

「魚を与えて一日を養い、漁法を伝えて一生を養う」、すなわち
一方的に与える「支援」ではなく、住民と一緒に活動する「協力」
という言葉にも大いに共感した。

阪神・淡路大震災では、
日本人がボランティアに慣れていなかったこともあり、
独りよがりの支援や自分のためのボランティアが横行していた。
それらの反省を国際協力にも活かしていきたい。


ODAのいちばん大きな問題は、
現地のニーズに合っていないこと、
つまり誰のための援助かという点だと私は思っている。


マラウイOVの、
「僕ならマラウイ人にやってもらう」
という言葉が印象的だった。

結果として自分の学びや経験につながることはあっても、
ステップアップや売名等、自分への還元を第一義にしていたら、
それは「ボランティア」としてどうなんかな?と私は思う。




マラウイで、震災以上にひどい体験をしました。

帰国後3ヶ月間、のんびりふり返る時間をたっぷりとれたことで、
私なりに頑張り続け、心がずたずた、がちがちになっていたことに、
気付くことができました。

「心のケア」が流行った震災当時、
ある心理学者がおっしゃっていました。

「心は、関係性の総体。日常が奪われ、
 それまでの関係性が崩れてしまったことがストレスであり、
 関係性を修復したり、新たな関係性を作る手助けが求められている。

 心、単体でケアしようとしたり、生半可な関わりをしてしまうと、
 喪失を再現してしまう危険性もある。」


友人も言っていました。

「昔の友達に会いたくない時って、
 当時の自分に引き戻されたくない時だよね。」


心が、他人との関係から成っていることを、
マラウイで実感しました。

関係に傷つき、尊厳を奪われ、自らの命を断とうかと、
がちがちになっていた心が、関係をさらにこわばらせました。


そんな私の痛みにより添い、私の成長を待ち続けてくれた
マラウイアンたち
もいました。

マラウイアンから、心の深さや豊かさ、ゆとりを
わけてもらったような気がしています。




明日は一人、静かに迎えようと思います黄ハート

今日も下矢印ぽちっ下矢印ぽちっと応援ありがとうございますピンクハート

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Last updated  January 17, 2009 08:29:13 AM
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