|
カテゴリ:この歌が好きだ!
今年の春一番、3日に会場まで行く道を、金子マリさんと一緒に前後しながら歩いた(いや、ただ偶然並んでいたと言うだけですけどね)のは前に書いた。
マリさんは、五郎さんの時に出てきて渡さんの「生活の柄」を唄ったし、有山のステージにも出てきた。そして5月3日、春一番初日のトリはマリさんだった。 北京一と並んでシャウトするボーカルは粘く腰があってドライブしていたが、昔のようにシャウト1本槍と言うわけでなく引くところは引き、しみじみとじんわり体と心に染みこんで来るようだった。 才能あるボーカリストが上手く円熟するとこうなるのだと言う見本のようだった。 そうパティスミスみたいな感じかな。 ラストの「チェンジイズ・ゴナ・カム」はもちろん有名R&B曲のカバーで素晴らしかったが、その前に歌ったスローバラードの「ラリル」も素晴らしかったのだ。 そう言えば、今年発売されたマリさんのアルバムを買っていたのだった。 でも、1度聞いた限りではあんまりピンと来るものがなく、それっきりになっていたのを思い出して最近また聞いてみた。 金子マリ B-ethics 驚いたことに、アルバムの1曲目は2曲目はダンスミュージック・あいつ(忌野清志郎作)、2曲目はGIVE,GET PEACE(有山作)と春一番のステージの1曲目、2曲目と同じだったのだ。 アルバムの7曲目にはラリルも入ってるじゃないか。 今もう一度聞き直しているけど、どうしてあの時に素通りしていったのかわからない。 ただひとつ思うのは、音が少し軽いのだ。これは演奏と言うよりは録音の問題かも知れない。 どの音も人工的なデジタルチックな音で、人間くさいうねりがないのね。 ライブで素晴らしい演奏を聴いた後だから、その印象があってCDの方も自分の中では修正しているのかも知れない。 やっぱり音は生きている。実は優れたミュージシャンほどライブが生きてくるんじゃないかな。 しかし、このラリルってのはどういう意味よ。この歌は憂歌団のボーカル木村充揮さんの作だけど、木村さんって「ケサラ」といいこの「ラリル」といい何か不思議な言葉の感覚を持ってるのね。 そういう訳で、木村さんの芸能生活30周年のライブDVDもゲットして今夜楽しむ予定なのだ。 んじゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[この歌が好きだ!] カテゴリの最新記事
|
|