クレーマーたち
成績出して2日。やっぱり出てきたか、クレーマーどもがま、成績の詳細を知りたいというのなら説明ぐらいはしてやるけど「私は絶対Aに値する」とかいう学生よ。その自信はいったいどこから来るのだ?先生は知りたいよ・・・プロジェクトの点が低い?だってどれも未完なんだもの。初めてやらされた広告キャンペーンというのを考慮してももう少しがんばれよ、というのが結構あった。今ここである程度厳しい点つけておかないとこの先の専門の授業ではもっと痛めつけられるからね。私も「これMedia PlanningとかResearchとかの専門のクラスなら絶対落としてるなぁ」と思いながら採点してたもの。今回はIntroレベルということで、大学2年ぐらいの学生相手だったんですがまだまだ高校生気分から抜け出れないみたいだね。A-の成績で文句つけるなここは大学だ、そんなに簡単にAが取れるのなら大学教育の意味がない。私が学部生時代どうだったっけな。AもあればA-もB+もあたったっけ。で、たまにBさすがにCとったら「やば」と思ったけどそれでも教授に文句言おうとは思わなかったね。だって自分の成績なんだもん。ステファニーちゃんとも言ってたんだけど私たちが大学生時代って、成績悪くても教授にクレームつけるとか人のせいにすることってなかったよ。今の学生は・・・とは言いたくないけれど、No kids left behindの政策のおかげで(Thanks, Bush!)誰もが簡単にいい成績を取れるようになってしまってから(高校まで)そののりで大学もいい成績になると思い込んでいる学生が多いこと多いこと。で、基礎学力、勉強の仕方、ノートのとり方すらわからない学生が増えたという・・・同僚も嘆いてますよ。同僚どころか、新卒を雇いたくないという会社やプロフェッショナルが増えたらしい。「自分で何も考えて行動に移せないのが多い」というのが理由とか。日本でも新卒の就職活動が大変だというのは不景気のせいもあるだろうけどアメリカでも似たようなものです。雇用主のほうが「若い人」を避けてるという・・・今の若い人はなんていいたくないです。私たちだって昔はそういわれていたんだろうし未完の部分もあって当然。だけど、「自分の出した結果は自分で落とし前つける」ということは学んでほしい。人のせいにしている間は成長はないよ。まず自分で何がいけなかったのか分析して次に繋げるようにしなきゃ成績どころか就職も危ういよ。なんて老婆心ながら思っているのでした・・・