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今日の日経で、フィンテックが人を募集している広告がありました。ストラクチャード・ファイナンスのアレンジメント、経理、そしてIRや子会社などを管轄する事業統括部(経営企画担当者のようなイメージ)の3種類です。
2つの点で発見あり。 1つが、課題だといっていた、オルタナティブ投資に関する営業について、夏ぐらいに小さく募集広告があった記憶がありますが、その要員についてはいっさいふれていなかった点。いい人材がとれたという証拠なのでしょうか。 だとしたら、フィンテックも、上場してそれなりのクオリティの人材が採用できていることが想像されます。課題が解決され、じゃんじゃんウェアハウジングされた商品がさばいていかれることを期待してしまいます。 もう1つが、募集している人員数はわかりませんが、職種で見ていくと、バックオフィス系が2種類と、フロント系1種類に比べて多いこと。これは内部統制をしっかりやっている、というメッセージとして受け取ることができるでしょう。 単純に考えた場合、バックオフィスの人員が増えるということは、利益に対してマイナスのインパクトを与えます(一般管理費の上昇(せいぜい3-4名だとして、@20M円であれば、△60M-80M円かな?)。もちろん、売上が伸びていれば、対前年比では、利益成長する結果にはなりますが)。 ただ、市場関係者からの信頼という観点から見たら、ポジティブな出来事だと思われます。 株価は、会社予想、そしてその予想をベースに予想するアナリストなど市場関係者の見方によって、形成されます。会社予想が、株価形成のうえで大きな指標的なファクターとなるわけです(楽天のように会社予想を示さない場合はその限りではない)。そのなかで、会社予想が堅いという状況であれば、比較的安心して(要は、PERの分母が下ぶれしない)、投資判断することができるからです。バリュエーション(評価度合い)に対する見方は、人それぞれでしょうが。 長期保有のホルダーとしては、大きなキャピタル・ゲインを得たいと思う反面、関係者から後ろ指をさされる会社ではあってほしくないので、そういう意味で、ポジティブに捉えることはできるのかと思いました。 普段時間がない私のようなサラリーマン投資家としては、社会から信任を受け永続的に存在し、利益成長してくれる会社が安心して保有できます(私にとって今のところフィンテックですが、まだ世の中によい会社はいっぱいあるでしょうから、皆さんにとってはそうとは限らないでしょう)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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