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月並みだが、いよいよ今日が最終日。本当に濃い1週間だった。今日の夜の便でロンドンに帰らなければならない。ま、ちょっとテンションも下がり気味だが、スーツケースを車のブートに乗せて、最終日のスタジオに向かう。
いつも通り、毎朝練習の前にコーヒーを飲んで鋭気を養うカフェに行くと、ドイツ語を微妙に操るマスターが「今日で最後なの?」と聞いてきた。そうそう、今日で最後です。 アレグリアの締めのブレリアのパートはみんなで揃って練習する時間がないという理由で「皆、自分の踊れるブレリアスを自由につけていいわよ」と先生。私達の軽いどよめきを受けて、すぐにここが初心者クラスだと思い出された様で、「あ、じゃ、こんな感じでやってみましょう」と、すぐにステップが決まる。 何度か通しで練習した後、最後に一人一人先生から修了証書を貰い、拍手でお開き。「ムイ ビエン」(「よく出来ました」の意(だと思う))のお褒めの言葉(だと思う)をいただき満足。 最後の最後、タンゴのクラスでは疲労の為足ももつれ気味だったが、とりあえず最後まで頑張った。先生もヘロヘロの私を見て見ぬふりをしてくれて、どうもありがとう。またまた修了証書をもらう。みんなで写真を撮って解散した。 コースの後、ヌリア先生とコーヒーを飲みながら雑談。「この5日間で何が一番印象に残った?」と聞かれて、いつもは人見知りの同行の友人が「私はカジスのフラメンコが好きだった」と積極的に発言していた。先生に対してまで「カジス派宣言」。ヌリアちゃんもちょっとびっくり。 ヌリア先生は後10日ほどヘレスに滞在した後ロンドンに戻って、来年4月からのフルタイムのコースの設立の準備を始めるそうだ。私達にも「費用は高くないから、始めてみない?キャリアを変えるのよ」と勧めてきたが、「コースが終わって、お金が無くなって野宿するような真似はできない」とお断りした。 「それでは9月にまたクラスで会いましょう」と約束をしてスタジオを後にし、灼熱のヘレスの町で昼食をとった。熱さの為か人っ子一人、外に出ていない。きっと今日も40度を超えているはず。 昼食後あまりの暑さに、海岸沿いのヘレスに行き、運良く開いていたCDショップでフラメンコのCDを買い漁る。今回の旅で、すっかりアレグリアスのファンになってしまった私は、「カジスの偉大なる20曲」という多分1920年-19590年代頃に録音されたもののCD盤を5.8ユーロ(約800円位か)で購入し、大満足。 ヘレス発ロンドン行きの便のチェックインの為、空港で並んでいると、前にいた家族連れの親父が、事あるごとに「オーレ!」と連発していて、私は意味も無くムカついて「そんなこと気安く言うな」と小声で悪態をついた。自分の事ながら、またまた意味不明の行動。 ロンドン到着は夜11時。夜中近くだと言うのに、スペイン、イタリア、ポルトガルのありとあらゆる町から到着した飛行機で帰ってきたイギリス人達でごった返していた。そこから、空港の駐車場まで所要2時間。いくら混んでるとはいえ、作業がのろすぎる。いい加減にしてくれい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月08日 07時04分14秒
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