カテゴリ:翻訳という仕事
「命と安全を守る」 日本語では全く問題ありませんが、そのまま仏訳しては困るのです。 「命を守る」(protéger la vie)とはいいますが、「安全を守る」(protéger la sécurité)とはいわないからです。安全は、「確保する」(assurer)若しくは「維持する」(maintenir)ものなのです。 従って、仏訳文(を再び和訳した文)は、 「命を守り、安全を確保する」になります。 元原稿とは文章が異なってしますが、こうしないと正しい仏語にはならないので、避けて通れない作業なのです。 尤も、原稿の趣旨は変わっていないわけですので、文章が違ってしまうことを問題視する必要は全くありません。 フランス語翻訳を生業にしています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月21日 22時01分20秒
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