イタリアへの憧憬・「天使と悪魔」
やっとダン・ブラウンの「天使と悪魔」を読破しました。あの、「ダヴィンチ・コード」の前作、ロバート・ラングトンシリーズものです。これも「ダヴィンチ・コード」と同じく、次々に出てくる暗号を解いて、事件を解決するという話。話の流れは「ダヴィンチ・コード」とほぼ同じ。主人公がある重大な殺人事件にまきこまれ、それがいろんな謎に包まれてて、なんとか暗号を解き、事件を解決するんだけど、そこにいきつくまでにはドンデン返しが…てな話だ。今回の舞台はイタリア・ローマ、バチカンだ。イタリア大好きな私としては、面白くないわけがない。話の中で出てくる場所も、一度は行った事があるところばかり。「ああ、あそこね」とかいろいろ思いながら読むのもまた一興。そして彼の地への憧れは募るばかり…。って、サスペンス物なんだから、そんな話ではないんだけどね。でもこの本を読んでると、イタリアに行って、話の中に出てくる彫刻等を見たりしたくなるよ。実際、この本をガイドブックよろしく片手に持ってローマとバチカンを回る観光客が多いそうだ。私もぜひやってみたいなぁ…。おお、そうそう、本題をしっかりはずしてた。内容は結構面白いです。バチカンをめぐる陰謀とでも言うんでしょうか。当局から非難が出るのでは…とちょっと心配になります。ちょっと人が死にすぎるきらいはあるけど、なかなかよくできた内容ですよ。これも映画化の話があるとか。長い話だし、映像化には難しい場面もあるけど、映画にしたら面白そうと、読みながら思ったので、ちょっと楽しみですね、これは。