エチュウ=シェン・ジョン
ヒューマノイドのジェダイ・マスターエチュウ=シェン・ジョンはオーダー66を生き残った数少ないジェダイのうちの一人である。彼はメイス=ウィンドウのパダワンとして修行し、ナイトとなってから多くの銀河の問題を解決した偉大なジェダイ騎士であった。 そしてジオノーシスで戦いが始まったときにはエチュウはジェダイ・マスターとなってパダワンのスタム=リースとともにオビ=ワン救出へ向かったヨーダ率いるクローン軍増援部隊に加わったのだ。だがこの戦いで分離主義独立星系連合の指揮官、ダークジェダイのセブランス=タンによってパダワンのスタム=リースを殺されてしまう。このことがエチュウを深く傷つけ、ダークサイドとライトサイドの狭間で彼を苦しめることになるのだ。 クローン大戦が本格化し、銀河各地で戦いが起こるとエチュウもまたジェダイの将軍となってクローン軍を率いて戦った。彼が主に戦ったのはジオノーシスからの宿敵セブランス=タンの率いる独立星系連合部隊と交戦した。エチュウは新たなパダワンとしてリースの双子の妹ナトー=リースを教えていたが、惑星クラントで彼は再びダークサイドに接触し、徐々に堕ちていくこととなる。そしてナトーもマスターの変化を止められずに共にダークサイドへの道をたどり始める。その後戦いの中でナトーがタンに捕まった。エチュウはジェダイ評議会の命令を無視して救出に向かった。そしてタンとライトセーバーで戦い、このダーク・ジェダイを倒してナトーを救出したのだ。だがこの時彼は自分があまりにダークサイドに深入りしすぎていることに気づく。そして自分を見つめなおすためにもジェダイ騎士団を離れることをナトーに宣言して彼は姿を消した。その後彼は完全に消息を絶ち、クローン大戦での英雄の一人として名が残ったが完全に表舞台から彼はいなくなったのだ。クローン大戦末期、オーダー66によってジェダイはほぼ全滅する。だがエチュウはこの時姿を消しており、このため彼はジェダイ狩りから生き延びられたのだ。しかし彼が隠れていたクラントもやがて帝国の支配下に置かれた。そしてこの惑星を帝国から解放しようと戦う反乱同盟軍の若き指導者の一人、レイア=オーガナーに出会うのだ。帝国軍に襲撃されて危機に陥っていたレイアたちをエチュウは何十年ぶりかにライトセーバーを使って救出した。これ以降彼は隠遁生活をやめ、レイアとともに帝国からの解放運動に協力することとなる。ジェダイに生き残りがいた・・・。これはエチュウがオーダー66後初めて確認されたジェダイの生き残りだった。そしてエチュウとレイアの部隊は帝国軍を各地で苦しめる。その後エチュウはヴォルナチュという古代のホロクロンを帝国軍から奪取し、これを守ろうとした。だがジェダイの生き残りを始末するため最強の戦士が彼の前に立ちはだかった。ジェダイを滅ぼした堕落ジェダイ・・・今では皇帝パルパティーンの右腕となったシス卿ダース・ヴェイダーである。エチュウは初めから力量の差をわかっていた。そのため彼はヴォルナチュを破壊し、レイア達の脱出の時間を稼ぐためヴェイダーに戦いを挑んだのだ。エチュウとヴェイダーはライトセーバーで斬り結ぶ。エチュウはヴェイダーがアナキン=スカイウォーカーであった頃も知っていた。しかしヴェイダーはいまや完全なシスとなっていた。戦いに敗れたエチュウはヴェイダーに斬り殺されてしまったのだ。だが斬られた瞬間彼の体は消えたと言われる。おそらく彼は真のジェダイ・マスターとなっており、フォースの一部になったのだと考えられている。