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義に生きた根本元中将! 8/15(日)の終戦記念日、TVでも様々な特集が組まれた。 この特集の中で、特に印象に残ったのが、台湾を救った、根本元陸軍中将の特集だ。 終戦後の昭和20年8月20日、内蒙古の在留邦人4万の命を助けるために敢然と武装 解除を拒絶し、終戦したのにも係わらず、自国の国益のみを考え攻め込むソ連軍と激戦 を展開、そしてその後、支那派遣軍の将兵や在留邦人を内地に帰国させるために奔走し た人物である。 その時、蒋介石率いる国民党軍が根本ら日本帰還兵や在留邦人を庇護してくれたお陰 で、何百万という人達が無事帰国することが出来た。 根本は蒋介石に恩義を感じ、蒋介石率いる国民党軍が、毛沢東率いる共産党軍に追い 込まれ、台湾へと追われ、かつその地でさえも攻めこまれるという絶体絶命の存亡の危 機に陥ったとき、「義には義をもって返す」という精神に基いて金門島へ渡った。 一民間人として、金門島へ密航した根本は、蒋介石の参謀として、作戦を立案し、奇跡 的に、共産党軍を退ける。 長い間、台湾政府からも、あの戦いに日本人の関与は無い! と言われ続けたのが、 最近になって、根本元中将と、副官兼通訳だった吉村是二の存在を認められた。 09年10月、最大の激戦だった古寧頭戦役から60周年の記念式典が金門島で行われ た。 密航に尽力した明石元長の子・元紹氏や、根本の副官兼通訳だった吉村是二の子・ 勝行氏も記念式典に招かれ、馬英九総統から感謝の言葉を頂いた。 根本が持つ 「義」 と、命令を無視して、ソ連と戦いながら同胞を救った 「決断力」 に大きな 感銘 と 感動 を覚える。 「自分は腹を切れば済む話」 と言って、ソ連と戦いながら撤退したことによって、4万人 以上の命が救われたという。 今、こんな決断の出来る人間が何人いるのだろう? 自分の信念に基づいて、腹を括って決断する姿に心を打たれる。 今の政治家に根本元中将のような人物がいたら、もっと日本も変わっていただろう。 そして、自分達も、腹を括った決断力 を少しでも持つことが出来ればと思う。 出版物も発行されているので、ぜひ読んでもらいたい。
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最終更新日
2010年08月16日 18時17分44秒
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