テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:国際結婚生活
京都 金閣寺にて 2006年 時々、今自分が住んでいる土地は 永住の地になるのかなぁと考えたりします。 ”いつかは自分の好きな場所に住んでみたいなぁ” という淡い期待を持っていますが、 現実問題、そうそう簡単にいく話ではありませんね。 今回はアメリカ国内に限って、ですが ちょっとお付き合いください。 これまで旦那の仕事柄、アメリカではカリフォルニア、 サウスカロライナ、テキサス、そしてフロリダと住んできましたが、 何故だか、いつもかなり辺鄙な田舎町ばかり・・・ いくらなんでもコレはないだろう~って思うような 田舎もあって、”どうせ数年の我慢”と思って 耐えてきました。 私は元々田舎出身なので、田舎暮らしに対しては さほど抵抗はないはずだけど、 アメリカで外国人である私が暮らしていくには 田舎は不便過ぎます。 いろいろなものを諦め、犠牲にし、折り合いをつけて 暮らしていかないとなりません。 同じ田舎でも日本の田舎だったら、まだマシ・・ どころか、むしろ日本だったら田舎に住みたいとさえ 思っていますけど(笑)。 これまで一度も都会とされる場所に住んだ事がない私にとって、 ジャクソンビルは唯一、ほどほどに良い地方都市でした。 でも大都会のNY,シカゴ、LA、サンフランシスコなど 一度は住んでみたい気もするけれど、 車の運転だけで寿命を縮めそうで怖いです。 (前にカリフォルニアに住んでいた頃、 LAにちょくちょく行ってましたが、死にそうな目に遭いました) それに土地や家の値段が高過ぎて 果たして購入すら出来るのか・・・と言う不安も。 私が一度は住んでみたいとずっと憧れている土地は・・・・ ワシントン州のシアトル。 シアトルの観光番組を観た事があるけれど、 まず雪冠の美しい山が映った時、本当に一瞬だけど ”日本?!・・え?青森??” と目を疑ったほどでした。 それくらい地元にある八甲田山、岩木山に酷似している山でした。 (もちろんシアトル自体は、青森の何十倍も都会ですが) そして春には桜が咲き、 夏には(十和田湖にある奥入瀬渓流のような)渓流で遊ぶ事が出来、 秋にはハイキングの様子が映し出され、 流れ落ちる大きな滝があり、 冬には雪が降る・・・・と、 まさに私の理想とする、春夏秋冬のある美しい土地。 異国のはずなのに、何故こんなに親しみを感じるのだろう?と 思っていたら、それもそのはず、 ワシントン州には、私の故郷の三沢市と 姉妹都市を提携している市もあります(ウェナッチ市)。 自然環境が類似しているため、 きっとワシントン州には馴染み易いはずと感じました。 (互いにリンゴ生産地として有名) 世界的に有名なスターバックス発祥の地でもあり、 90年代に爆発的に人気の出たパールジャム、ニルヴァーナ、 サウンドガーデンなどのオルタナティブ・ロックだっけ? グランジーロックだったかな?!を生み出し、 (パールジャムやサウンドガーデンが当時大好きだったので、 シアトルにはその頃から興味がありました) シアトルスタイルというのは何となく それだけで”何かあるぞ”と思わせるような 粋な感じが漂っていました。 それに日本人にとっては宇和島屋という 大きな日本のスーパーもあり、 紀伊国屋書店もあります。 ラーメン屋さんもあります(笑)。 日本人がアメリカで生活していくには 便利な要素が整っているのです。 ・・・それに日本へ近いというのもポイントが高いですね(笑)。 他の都市を挙げるとすれば。 南部の古い家並み、建物が異常と思えるくらい好きなので 南部でも拓けてる土地だったら、満足するかもしれない。 (あんまりディープなサウスだと、マイノリティにとっては キツそうです・・・・汗) ジョージア州のサバナは、実際に住んでみたら 絶対に気に入る!と自分でも妙な確信みたいのがあります。 あれだけ歴史的な建物が町中に残っているのに、 古さと新しさが上手く融合されているのも魅力。 しかもビーチにも近いし、山や自然もあるのです。 市内にある公園の数も相当なものです。 あとはサウスカロライナ州のチャールストンも 実際に行った事がありますが、同じ理由で気に入っています。 最初は”馴染めないだろう・・・”と思っていたのに、 夫婦で気に入った州はテキサス。 これは意外でした。 サンアントニオはリバーウォークが気に入りました。 ほどほどに都会なのも自分にはちょうど良いと思いました。 それに観光地がけっこうありますし、 Alamoは歴史の残る街なので、観て回って楽しかったです。 ダラスやフォートワースはもう少し都会になるけど、 日本人には住み易いのでは?!とも思いました。 心残りだったのが、オースティンに行けなかった事。 あそこはカルチャー的にも街の雰囲気にしても きっと私達の好みの街だと思っています。 それにテキサスの人達の人柄も気に入った理由の一つです。 サンタフェもかなり独特な雰囲気ですが、 いっぺんで気に入った場所でした。 毎日アート巡りして過ごせそうで(笑)、 想像しただけで充実した日々を送れそうだな、と。 おっと、肝心な場所を忘れてはいけない。。。 四季を大事に思い、山や自然が大好きな私にとっては コロラドは絶対に外せない土地です。 いつもは長距離ドライブには 助手席で寝てしまうのがお決まりだけれど この時ばかりはそのあまりの広大な自然に圧倒されて 唾を飲み込んでずっと外の景色を眺めていました。 ニューメキシコからコロラドに向かうハイウェイでの事でした。 とにかくこれまで見た事のないような 光景が目の前にありました。 そしていざ、コロラド州へ入る時も 目の前に広がる山並みの偉大さに感動してしまいました。 山並みを見てあれだけ感激するなんて 自分でも驚きましたが(笑)。 毎年アスペンに旅行に行っていた友人曰く 「たちまゆはコロラド、気に入ると思うよ。 だって冬景色なんて青森そのものだもの。 山があって、川があって、森があって・・・ホントに似てるから」 と言ってたのがずっと記憶に残っています。 それにコロラドに住むと、何だか健康的になれそうな気がしてます(笑)。 きっとまだまだアメリカ国内には 私の知らない素敵な街がたくさんあるのでしょうね。 いつか、この暑いだけのトロピカル州から抜け出して 「私はここに属してる」と実感できる土地に住めれば良いなぁ。 あ、一番住みたいのは もちろん今でも日本なんですが(苦笑)。 住みたいリストはキリがないほどあるので、こうなったら 日本だったらもうどこでもいいです、贅沢は言いません、 という心境になっています。 以前、友人達数人と 「仕事とか家の値段とか、何のしがらみもなく、 自分の住みたい場所に住めるとしたら、どこがいいか?」 という話題になった時、 それぞれ皆の意見を聞く事が出来て、興味深かったです。 さて、みなさんの理想とする土地はどこでしょうね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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