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宮崎県での動物愛護活動記録 その1

宮崎県での動物愛護活動記録 その1

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2007.09.20
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カテゴリ:宮崎県の動物行政

 

本日、宮崎県議会で、外山良治議員が「動物愛護」について一般質問を行いました。

宮崎県議会の歴史の中で、

これだけ動物行政について訴えて下さった質問は、初めてだったと思います。

  

私達は、傍聴席で拝見させて頂きましたが

知事や議員、傍聴席の皆さんもほとんどの方が、

宮崎県の動物行政の悲惨な立ち遅れた現状について、

初めて知られたのではと思いました。

質問が始まり、初めは犬猫の話題に、

議員の中からは、私語や笑い声まであった議会場が

段々と張り詰めた空気になっていくのが感じられました。 

 

いのちの大切さは犬猫も人間も同じだと、

知事をはじめ、議員、関係部局の皆さんも改めて感じて頂けたのでは、と思います。

 

議会は、宮崎県議会議会中継(録画中継)でご覧頂けます。

私は、帰ってから2回も見てしまいました。

 

私は、会の活動に関わり、この一年、

宮崎の動物行政について色々と調べて勉強してきました。

調べ始めて気付き、驚いたのは、

「宮崎県の動物行政は、ひょっとして全国一遅れてる・・・?」と思いはじめたことです。

他県の愛護センターに視察に行き、その疑問はますます確信に変わりました。

先進県(市)の場合、

「動物愛護センター」の前は

「動物管理センター」なんですよね、

ですから、熊本市に行った際にも、神戸市に行った際にも

案内をしてくださった担当職員の方から

「建物は、管理センターのままですから、参考になりませんよ」とご説明を受けました。

でも、熊本も神戸もどちらも私達には、充分すぎる羨ましいほどの施設でしたし

施設以上に驚いたのが、職員さんたちの動物愛護の精神でした。

 

宮崎県(宮崎市)の場合は、「動物愛護センター」どころか

「動物管理センター」すら出来てないのです。

あるのは、昭和40年代当時のままの「犬処分場」のみなのです。

名前だけは「宮崎県動物保護管理所」(犬管理所)となっていますが

保護する場所ではないと私は思っています。

「保護」の言葉の意味とはかけ離れた「殺処分場」の名前が相応しい古い古い施設です。

ですから、管理所には獣医師がいません。

ある県のセンターに視察に行った際に、

「宮崎の管理所に獣医師は居ません・・・」と言うと

「それはありえません!」と驚かれたことがあります。

そのありえないのが、宮崎県の現状なのです。

 

もうひとつ驚かれたのは、

宮崎県の場合、飼主が持込んだ犬は、3日の抑留もなく、翌日に殺処分されています。

(猫に関しては、すべて即日、又は翌日に殺処分です)

他県では、引き取り犬も譲渡対象となります。

これについても

「宮崎県はどうしてそんな認識になってしまったのでしょう・・・?」と驚かれました。

捕獲された犬よりも、通常は、飼主によって持込まれた家庭犬のほうが

性格的にも、ずっと譲渡対象犬になるそうです。 

引き取り犬を一切譲渡しない・・・、 

それは、そもそも宮崎県が「積極的に譲渡する」という認識がないからだと思います。

 

これは、単なる行政批判ではありません。 

一番問題なのは、飼主、人間ひとりひとりのモラルです。

一番の責任は、迷子になっても探さない飼主、

安易に犬猫を飼って、簡単に捨てる(手放す)飼主たちです。

そのことは、充分に私も理解し、分かっています。

その上で、平成19年9月20日、宮崎の動物行政が変わるであろう歴史的1ページに、

今までの宮崎の動物行政の問題点を書いておきたいのです。 

これから、宮崎県は必ず変わっていくと信じています。 

 

どうして、宮崎県の動物行政がこんなにも遅れてしまったのか?

それには、大きな理由があります。

これについては、この一年で調べたことをこれから少しずつ書いていきたいと思います。

 

 

今日は・・・動物愛護とは関係ないのですがもうひとつ・・・

外山議員の質問の最後に、

一ツ葉人工ビーチ、サンマリーナ宮崎の工事についての問題がありました。

この問題は、動物行政について聞きに来た私もぶっ飛んでしまうくらいの内容でした。

宮崎県の方には、ぜひ知って頂きたいので書かせてください。

 

サンマリーナは、小型船舶、ヨットやモーターボートを係留するマリーナで、

172億円を掛けて平成13年に開業された県の施設です。

ここが、開業翌年から砂が堆積して、係留しているヨットなどの出入りが出来なくなり

年2回、3000万円、累計すでに2億円を掛けて毎年毎年砂を運び出しているそうです。

現在も砂が堆積して、また台風が来れば砂が堆積する・・・、

どうやらこの工事、永遠に続くようです。

もちろん、これ県民の皆さんの税金です。 

マリーナに現在係留している船舶は100隻ちょっとだそうです・・・、

私の会社には、小型船舶好きがたくさん来るので、

会社に帰って、この問題を聞いてみました。

「宮崎県民はほとんど停泊してない、(係留料が高いから)」

「ジェットスキーの積降し施設は、せっかく造ったのに設計ミスで誰も使っていない」

(四輪駆動車で搬入できないクランクがあり、降ろせる角度でない) 等々・・・。

誰の為の工事・・・?なんで県民の血税をこんなにも無駄遣いしているの・・・?

 

更に、宮崎県はヘッドランド計画で、これから20年、300億円も掛けて

護岸に7つの巨大なT字型突堤を造る計画だそうです。

そのうち、宮崎県負担金は約2割の60億円・・・。

赤江護岸工事計画の際には、工事の中止を求め、3万人の署名が集まりました。

護岸工事で日本有数のサーフポイントだった海岸はすっかり波が変わってしまい

世界中から集っていたサーファー達は来なくなりました。 

住吉海岸の砂浜の侵食もますます進んでいます。

赤海カメの産卵場所も失われていきます。

一度自然を壊して造られてしまった人工海岸は、もう元には戻りません。

勉強不足でヘッドランド計画が本当に良いか悪いかは、私には分かりません。 

でも、これ、もっと県民の皆さんが知るべき問題だと思いました。






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Last updated  2007.09.21 02:32:03
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