2009年11月号くまんパパ 「短歌人」11月号掲載作品梅干を舐めつつ歌を詠むといふ河野裕子の歌あり真似つ *1 文語体撫でまはしつつ一滴の精の垂れ来るがにセプテムバー 「オイラ」とは言ひしことなく「オレ」なりき一寸虚勢を張る時の「オレ」 *2 ごきぶりと甲虫とは違ふよといくら言つても肯はぬ妻 わが自律神経制禦されてをり檸檬果汁とウォーキングにて 新米に新酒新妻新政権新しきもの好きなる我ら *1 河野裕子「梅干の二つを舐めて歌作るああ酢うなどと言ふ余裕なく」 (歌集「母系」2008年) *2 小池光「一人称『オイラ』ときめるそのときに間髪入れず文体きまる」 (歌集「時のめぐりに」2004年)/ビートたけし「浅草キッド」 著作権を有します。 © 2009 Kumanpapa Daddy Bear All rights reserved. ジャンル別一覧
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