定比例の法則から、原子量・分子量を考える
定比例の法則(1799年)について ジョゼフ・ルイ・プルースト [定義]物質が化学反応するとき、反応に関与する物質の質量の割合は常に一定である。 また、化合物を構成する元素の質量費は、産地・製法に関係なく、一定である。そして、これは化合物を構成する成分元素の質量の比は常に一定であることも意味する。原子量・分子量水は水素と酸素からできているが、いつも質量比が1対8である。=水素と酸素は1:8の質量比で結びつく。水分子1つは水素原子2つと酸素原子1つなので、2つの水素と1つの酸素の質量比が1対8。つまり、1つの酸素原子は2つの水素原子の8倍の質量。 酸素原子と水素原子の質量比 つまり、酸素原子1つは水素原子1つの16倍の質量。 この原子の相対的な質量を、原子量という。よって、酸素原子の原子量は16(単位なし)。酸素原子の原子量が16だと、質量比から考えて「酸素:水素=8:1」になるので、くっついてる2つの水素原子は2になる。つまり、水素原子の原子量は1(単位なし)。 つまり、水分子の質量は酸素原子(16)+水素原子2つ(1+1=2)で18となる。原子量の総和(分子を構成する原子量をすべて足した値)を分子量という。 <参考>マンガ 化学式に強くなる―さようなら、「モル」アレルギー (ブルーバックス)