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カテゴリ:プーケット生活
タイの学校は現在長い長い夏休みの真っ最中である。
その長さといったら約2ヵ月半にも及ぶものなので、その機会に日本に帰国する知り合いも多い。 うちの息子が毎週お世話になっている日本語補習校でも今年かなりの数の親子が日本帰国している。 そして、その中の多くの子供が日本の公立の小学校に一時編入、もしくは体験入学という形で通う予定になっている。 その為に3月後半には私のまわりの多くの親子が帰って行ってしまった。 補習校に通っているほとんどの子供たちは、タイと日本の二重国籍なので日本帰国の際にはビザは要らないし、希望すれば日本の公立の小学校に通うことが出来る。 しかも、体験入学といって通学期間が短くても快く受け入れてくれる制度もあり私も1年程前から私の両親さえ許してくれれば是非息子にもこれをやらせたいと思っていた。 親の私がこんなことを言ってはいけないのかもしれないが、うちの息子はあまり頭のいいタイプではなさそうなので語学さえちゃんとしていれば、将来何か出来る仕事があるのではと思っている。 その為、せめてタイ語と日本語は完璧にしてやりたいと常々思っているので日本語教育には力を入れている。 うちの息子は6歳。 日本の制度ではこの4月から小学校に通う年齢である。 しかし、難関は我が両親。 我が両親は 「好きで結婚した人間がほいほい親元に1ヶ月も帰るなど許さない」 というなんともお優しいタイプなので、この話をしたところ案の定 「あなたに1ヶ月もいられたら困る」 というお返事であった。 だが何としてでも息子には4月の始業式からタイの学校の始まる5月中ごろまで日本の小学校に通わせたい。 いろいろ協議した結果、行きは息子に一人で行ってもらい5月に私が迎えに行く事となった。 最初乗り気でなかった息子は、ゲームソフト3本買うという条件であっという間に落ちた何とも簡単な男である。 が、その後私が妊娠している事が発覚しどちらにしても安定期ではないのと(前回流産しているのでちょっぴり心配)つわりで行けそうにもなかったのでこの決断は結果オーライという事になる。 さて、4月6日当日。 異常に心配する我が夫とちょっとうるうるしてしまった私を残して、航空会社職員に手を引かれた息子は 「じゃーね。バイバーイ」 とあっけらかんとして去っていってしまった。 空港会社職員に 「飛行機が出るまでお待ちください。あとで、無事出発したかどうかお知らせしますから」 と言われ延々と待たされるオヤジと私。 今回は息子の時と違ってつわりが重いので、立っていることもやっとの私は 「もういいよ。帰ろうよ。大丈夫じゃない?」 と夫に訴えるが、 「待ってろっていわれたから、待たないと。」 と言う。 結局その後無事出発したとのお知らせがあり、私達は空港を後にした。 息子からは途中バンコクから電話がかかってきたが 「大丈夫よ。心配しなくて」 と相変わらずの調子であった。 というわけで無事日本に到着した息子は、本日から日本の小学校に通っている。 先程電話をしたところ 「桜が綺麗だったからママに見せようと思って写真を撮ったよ」 と何ともかわいい事を言っていた。 この1ヵ月半が彼にとって楽しく、思い出深い体験となる事を願ってやまない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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