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カテゴリ:プーケット生活
私のダメダメブログを読み続けていただいている方は既にご存知かと思うが、我が家の宗教はイスラム教である。
私はその中でも恐らくもっともダメダメなイスラム教徒であるが、オヤジをはじめ息子や娘は生まれたときからのオリジナルのイスラム教徒である。 昔は我が夫もかなりダメ信者であったが、年をとってきてお迎えが近くなるにつれ信心深くなってきた。 これは我が夫にかぎらず、ほとんどの信者も年をとるにつれ信心深くなる傾向にあるらしい。 やはり誰もが、不信心の為あの世に行ったとき地獄の業火に焼かれるのはよっぽど怖いらしい。 勿論夫の両親もイスラムであるが、なんと今年はイスラム教徒の使命でもあるメッカの巡礼に行く事となった。 イスラム教徒は死ぬまでに1度はこの巡礼に行ったほうが良いと言うか、いける人は行かなくてはならないという使命がある。 そしてこの巡礼先で死ぬ事はもっとも名誉な事だとされている。(世界中からものすごい数のイスラム教徒が押し寄せる為将棋倒しとかになって毎年多くの人が亡くなっている) 今年もその巡礼の季節となった。 プーケットからメッカのあるサウジアラビア(タイイスラム通称 サウ)までチャーター便は直行でサウまで飛ぶらしい。 今年はプーケットから約400人。(ちなみに父母の住むカマラ村からは3人) 南タイからは数千人の人々がサウに向かって今日旅立つ。 先日は夫の父母主催の壮行会が大々的に行われた。 長男家族である我が家はこのためにかなりの出費や労力(オヤジがね)を課せられたのは言うまでもない。 まあ、一生に一度あるかないかの大イベントなので我ら長男家族の義務と言えば義務であるからね。 今日はその本番。 勿論オヤジは空港まで見送るらしいが、私はななっちや学校から帰ってくる息子のこともあるので朝挨拶だけ行ってきた。 息子は学校があるため前の日にト(イスラムのじいちゃんばあちゃんのことをトとよぶ)にあてて手紙を書いた。 父母はそれをうれしそうに読んだ後、大事そうにもって行くかばんにしまっていた。 そうそう、この巡礼は団体旅行。 かばんは旅行会社から渡されたお揃いのもので、ツアー料金インクルードとなっている。 その他、迷子になったときのためかタイの国旗と名前が書かれたブレスレット(アラビア文字)も着用しなくてはならないとのこと。 元気で帰ってきたら、また子供たちと会いにくるからね、と父母に言ってお別れしたが母はちょっと涙ぐんでいた。 メッカの地で亡くなる事はイスラム教徒として名誉な事かもしれないが、出来れば二人元気で帰ってきて土産話と共に1ヵ月半経って少し成長したななっちや息子に会ってほしいなあと思い私もちょっとうるうるしてしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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