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カテゴリ:会議・会合から
昨日の写真は、実は今回の展示会の目玉です。
よく写真を見ると、印刷機の上に何かのっかっている。(赤線マーク部分) これは、インラインコーターと言って、連続して箔押しなどの加工ができる付加価値型印刷装置だ。 従来は、箔押しといえば活版の圧力でプレスしていた。最近書店などで箔押しの豪華な表紙を雑誌等でよく見かけると思ったら、大量生産できる印刷機ができたというのだ。 仕組みは、 1)用紙にまず右1番目のユニットにて「糊」がPS版の網部分(ベタ含む)に転写される 2)右2番目のユニット上にて「箔」が糊部分にアミ点として転写される 3)以降は、通常の4色機 らしい。従来のように押し型は不要で、すべてPS版で出来るのが特徴で、版代のコストや納期がかからないのが魅力だ。写真は小森コーポレーション他、ハイデルベルグ、リョービなども同様の機械を出展していた。今回の展示会の超目玉らしい。 それ以外はとりたてて面白いものは全く何もなかった。 業界も寂しくなったと実感してしまった。昔は展示会を見ると新しいテクノロジーにうきうきしたのに。 下の写真は、上海製の箔押し機械。4色の印刷が終わった後のオフラインだが、中国らしい人海戦術には向いている機械でインラインコーターと対照的であった。 ところで、国際展示会にしてはほとんど外人見学者が少なく、名前負け。 IGAS=International Graphic Arts Show もともと4年に一度ということで、4年ぶりにびっくりするようなマシンが登場したものだが、今回はこのインラインコーターぐらいか。 ドイツ=Drupa イギリス=Ipex アメリカ=Print Chicago 世界4大展示会と称し、肩を並べると業界は自負しているらしいが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月25日 02時05分41秒
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