354158 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記

続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

mihri2

mihri2

カレンダー

カテゴリ

日記/記事の投稿

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2009年06月25日
XML
カテゴリ:出張裏話表話


エフェオヤはアイドゥンのエフェたち(17世紀から18世紀)がつけていたイーネオヤである。

円形や太陽、星などをモチーフにした、サイズも大きく大胆で力強いオヤである。
大きいため芯が必要で、昔は芯に黒や茶系の馬の尻尾の毛を使っていた。


アイドゥンが本場であるが、同様に男性がつけていたオヤを総称してエフェオヤと呼んだりしている。
アイドゥン以外でもキュタフュヤ、イズミルでも出る。
数量が少ないのと実際に使用されていたものが多いため、オールド品で現代に残っているものは稀少かつ貴重である。
(最近作られているエフェオヤはテクニックや形体は伝承されているが、古いものは特殊なのでこれらとはっきり区別されるべきであると思う)


ところで、アンカラでこんなものを見つけた。
この村に住むおばあさんの考案したものだそうで、オヤとしては「すごい!」というものではないが、最初はそれほどではなかったが、見ているうちに愛らしく、見ればみるほどとりつかれてしまった。


020.JPG


どこから、こんな発想が・・・・?
と話しているうちに、形が何かに似ているぞ・・・・・と。

円形、直径5cm前後、もしスカーフの縁にこれらがたくさん並んでいたら・・・・・。
(・・・なんて素敵!!

そう、エフェオヤである。
(もちろんエフェオヤじゃないんだけど)

というわけで、このオヤを「アンカラ・エフェオヤ」と名づけさせてもらう。




補足であるが、このアンカラ・エフェオヤを画像の2点を残して、全てコレクションとして入手した某先生は、「これこそ、イーネオヤの原点だ」と喜びとともにコメントしていた。






「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら




弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。
絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。

トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ













お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年06月25日 23時38分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[出張裏話表話] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.