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カテゴリ:イーネオヤとその他のオヤ
イーネオヤというと、オリジナルものではスカーフの縁飾りのイメージが強いが、実はエーゲ海地方のある地区で、白いシャツの袖や襟のかがりであり、装飾として始まったと言われている。
それ以外にイーネオヤとして有名なのが「パラケセ」である。 パラケセはトルコ語でお財布。つまりオスマン時代の貴重品入れである。 このシリーズとして四角のタバコ箱入れ、円型の懐中時計入れがある。 パラケセもかぎ針のもの(トゥーオヤ)と、ぬい針のもの(イーネオヤ)とあるが、もちろん イーネオヤの方が数量が少ない。 主に婚礼のときの持参品として作られた。 画像のものは1900年代のパラケセとタバコ箱入れである。 イーネオヤで作られている。 素材は100%シルク糸。 繊細である。 表側に同じシルク糸で作ったイーネオヤのモチーフが装飾してある。 花瓶または鉢植えの花のモチーフである。 シルク糸の艶々感が指先に伝わる。 最近、お土産物として売っているパラケセ・セットと混同しないでほしい。 博物館クラスの逸品。 ミフリ社長の手元にある販売できるパラケセとしては最古で上質。 お問い合わせはミフリ社長まで。 前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら 弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。 絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。 トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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