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続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記

続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記

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2009年09月10日
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イーネオヤというと、オリジナルものではスカーフの縁飾りのイメージが強いが、実はエーゲ海地方のある地区で、白いシャツの袖や襟のかがりであり、装飾として始まったと言われている。


それ以外にイーネオヤとして有名なのが「パラケセ」である。
パラケセはトルコ語でお財布。つまりオスマン時代の貴重品入れである。
このシリーズとして四角のタバコ箱入れ、円型の懐中時計入れがある。


パラケセもかぎ針のもの(トゥーオヤ)と、ぬい針のもの(イーネオヤ)とあるが、もちろん
イーネオヤの方が数量が少ない。
主に婚礼のときの持参品として作られた。


osmanli18 (4).JPG



画像のものは1900年代のパラケセとタバコ箱入れである。


イーネオヤで作られている。
素材は100%シルク糸。
繊細である。

表側に同じシルク糸で作ったイーネオヤのモチーフが装飾してある。
花瓶または鉢植えの花のモチーフである。
シルク糸の艶々感が指先に伝わる。


osmanli18 (6).JPG




最近、お土産物として売っているパラケセ・セットと混同しないでほしい。
博物館クラスの逸品。
ミフリ社長の手元にある販売できるパラケセとしては最古で上質。
お問い合わせはミフリ社長まで。








前編「絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら




弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。
絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。

トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ















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最終更新日  2009年09月10日 18時18分30秒
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