続・絨毯屋へようこそ　トルコの絨緞屋のお仕事記

アンタルヤを出発して丸２日が経った。
実はまだ目的地に到着していない。

遠い、遠い。
給油すること４回。
しかもディーゼル車。

道路は以前に比べたら、整備されていて、とても走りやすく、時間もかなり短縮されている。
それでも目的地に到達することが第一だから、寄り道なし、観光なしで、ご飯、トイレ休憩、ホテルに宿泊する以外は、ただひたすら走るのみ。

TVのニュースでも盛んに言っていたけど、スピード違反の取り締まりがやたら多く、道路がいくら快適でも郊外の２車線道路での制限速度は商用車なので90km/h。
トコトコ行くしかないのである。


アナトリアの広大な地。
地域ごとに、変わりゆく景色。
そして山羊の群れ、羊の群れ、牛の群れを車窓に眺めながら、遊牧民ウォッチャ―（！？）のミフリ社長としては、クルマを停めて、羊の群れの中に埋もれたいのを我慢して、我慢して、我慢して・・・・・。
ついに我慢できなくなった。





じゃ～ん！！
1200頭の羊の群れ。






２人の兄弟が、３頭のロバと羊の群れを追っていた。

「セラム・アレイクム。ロバに乗らせてもらえるかなあ・・・・」

ブルドゥルのリベンジで、羊に乗るはずが、ロバたちの愛らしさについ「羊」と言うところを、「ロバ」と言ってしまった。

「もちろん！！」と言ってくれたので、乗った。






兄弟の掛け声で、ジッと止まっていたり、歩き始めたり、戻ってきたり・・・・。

ロバは可愛らしい。
やっぱり１家に１頭ロバだよね・・・・！？



（続く）






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