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壮大な物語は完結した。
拍手を送ろう。一つの夢が形になった。 それでも。 今回は少し呟いてみる。 新たなる夢のために、願いを込めて。 黒のレビュー、始まり。 ■スメアゴルから始まる ゴラムの回想だとわかっていても、 わけのわからんオッサンが二人出てきて戸惑う。 ゴラムに似てるとはすぐ感づく。 そりゃあ、スメアゴル役はゴラムを演じている人だ。 とまあ、思うことが出来れば、まだまし。 アラゴルン、フロド、ガンダルフ、レゴラス。 魅力的なキャラクターを観にきた人たちを いきなり突き放す、重要なシーンだった。 ■レゴラスの負け、フロドの勝ち 観たことはないが ピーター・ジャクソン監督はホラーでも有名だそうだ。 その真骨頂とも言うべきが、 フロドが大蜘蛛シェロブに襲われるシーン。 フロドと大蜘蛛の動きを多彩なカメラワークで捉える。 間合いで充分緊迫する。 これはホラーも観なければ!と思った。 あのシーンに比べれば、麗しのレゴラスくんの 巨象を倒す見せ場は陳腐。 あくまでもフロドのシーンと比べれば、だが。 ■指輪の順番 「旅の仲間」の冒頭で、しっかり語られた指輪の歴史。 これを抑えてるか抑えてないかで物語の重みは随分違う。 覚えている人、復習してきた人には おおいに納得できるように映画は出来ていた。 やっぱりアラゴルンは王様! ゴラム化?しているビリボ・バキンズ! わからない人、おいてけぼり? ■アラゴルンの心象風景 運命に抗い、半ば不良オジサンになっていたアラゴルン。 わかっていたことだが、王様になってしまう。 王の剣アンドゥリルを得て死者を見事に味方につける。 その死者を解放する場面や騎士達に檄を飛ばす場面は かなりカッコイイし、納得も出来た。 さすがはイシルドゥアの子孫である。やるときはやる。 それでもいつ決定的に不良オジサンを止めたのか。 不良オジサンを止めた決定的瞬間はどこだったのだろうか。 ■サム・ザ・ヒーロー 困ったもんだ。サムが目立つ目立つ。 今回、一番、がんばっているのは誰もが認めてる。 アラゴルンよりがんばってるかも。 フロドよりがんばったのは確かかな。 それでいいのか、主人公!!!! (個人的には、フロドの内面的葛藤は認めてます) しかし、まてよ。強すぎたよなあ、ホビット、サム。 ■死んでゆくものの意義 たくさんの騎士が死んだ。 冥王サウロンに支配されれば、どうせ世界は終わり。 今が戦うときと言ったアラゴルンの言葉は現実という真実。 アラゴルンたちだって死を意識していた。 それでもあまりにも多くの騎士が死んだ。 どうせなら「機動戦士ガンダム」みたいに 死に抜く騎士の死に様まで知りたいとさえ思った。 映画に深みが出るかどうかはともかくとして。 ---- 黒のレビューは枝葉末節。 映画に刺激されて出てきた妄想の産物に過ぎません。 ・・・続きはは白のレビューにて。 ●【黒】のレビュー ●【白】のレビュー ●【灰色】のレビュー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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