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カテゴリ:アメリカ映画
ホラー映画を観るのなら、
怖いか怖くないかは大問題である。 だが、その「怖さ」と一口に言ったところで、 その内容にはいろいろと幅がある。 ビデオ版から始まった呪怨シリーズ、 いきなりハリウッド版の鑑賞となってしまった。 怖いか怖くないか、 その大問題を一時棚上げして、 映画の枝葉末節を呟いてみたくなったのである。 ■バフィー×ロズウェル、夢の共演!! 主演のカレン役サラ・ミシェル・ゲラーのカワイイお顔は、 実はご存じの方も多いはず、「バフィー 恋する十字架」の ヴァンパイアスレイヤー、バフィーちゃんだもんね。 しかも、彼氏ダグ役のジェイソン・ベアくんは、 「ロズウェル 星の恋人たち」のマックス・エバンズ。 日本の怨念と戦う海外ドラマの主役たち。 製作、サム・ライミの陰謀に違いない。(笑) ■洋子、あんたの行動がわからんぞ。 呪いの家で、アメリカ人の老女を介護するのは、 大学生の洋子さん、赤い自転車が似合うカワイイ女性である。 二階の天井裏の物音を聞いて、覗き込むなんて、もう。 カヨワイ女の子がすることじゃありません。 まるで、「呪い殺されキャラ」だと申告してるようだわさ。 ■こどもの怨念が残った理由。 大人なんて、大人なんて、もう。 勝手に好きになって、勝手に結婚して、その上に、 勝手に子供産んで、勝手に殺して、勝手に。。。 俊雄くんの気持ちを考えると、かなり切なくなる。 ■どの写真にも、同じ「顔」がありませんか。 気付いてないだけなんです、という構造だ。 アナタは知らなくてもアナタのことを知ってる人がいる。 もしかしてアナタ以上に。 ■死に方に観る、呪いの構造。 ギギギ、ギギ、不気味な音には意味がある。 浴槽に、階段上に子供がいるのも意味がある。 カレンの頭から指が出るのにも意味がある。 目をひんむいてる伽耶子さんの顔は、アノ時のまま。 ■でも、やっぱり洋子さんは。 どうして突然、大学に現れて、口が壊れちゃったの? ■テニプリ声優、ハリウッド進出!! 声優というわけじゃないんだけど、松山鷹志さんと言えば、 「テニスの王子様」リョーマ様のお父さんの声の方。 ダークヒロイン、伽耶子の旦那さん役、名演技! ■呪いの在り方に観る、日米文化のギャップ。 映画の中で、カレンちゃんに中川刑事は説明していた。 日本の呪いは、こうこう、こうだよ、と。 説明が必要であることが、文化のギャップである。 ■バフィー×ロズウェル、夢の共演!!その2 カレンとダグのお二人、ベッドでイチャイチャ。 バフィちゃん、エンジェルはいいのかよ~。 マックスくん、リズ一筋なのに、浮気かよ~。 ■時間を遡り、呪いを疑似体験する。 呪われてしまうというのは、 呪いの源に遡ることなんだと気付いてしまった。 何が原因で呪いは発生したのか。 全てを知っても生き残れるとは限らないけど、 知ってしまった方が、ヤバイとは思うのだけれども。 だったら、全てを知った私たちはもう・・・。 ■謎の死の原因は誰にもわからない。 あの家に触れた人が呪われるのなら、だ、 ご近所の方も大変だ、郵便屋さんも、宅配屋さんも。 殺人事件もあったから、鑑識も、新聞記者も。 謎の死はそこいら中にいっぱいある。 ビデオ版×2、劇場版×2と、 増殖する「呪怨」シリーズ、中味の方は有名でも、 体験することこその、清水崇監督の演出。 面白かったのは上映後のお客さんの反応である。 エンディングが始まるとソソクサと立ち上がったのは、 何も映画が面白くなかっただけじゃないようだ。 とにかく、その空間から逃れたいように、 皆さん、席から立ち上がっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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