テーマ:映画館で観た映画(8351)
カテゴリ:アメリカ映画
強い女は孤独を背負っている、
ように、絶対見えるのだ、仕方がない。 キャスリーン・ターナーの演じる シカゴの私立探偵、V.I.ウォシャウスキー、 リボルバーを片手に、ハイヒールがよく似合う。 気に入った靴を買うためなら、 2週間お昼を抜いたぐらい平気なのだ。 恋人は節操がないほど女好きの新聞記者マーリー。 嫉妬しているのか?と男はすぐ聞いてくる。 そりゃ、ブチ切れたくもなる。 私立探偵のV.I.ウォシャウスキー、 ヤケ酒がよく似合う。 女の武器を要求されたらはねつける。 1ドルの客である元・ホッケー選手が爆死する。 預かった娘は口のワルイ小娘のキャット。 彼女と一緒に引っ付いてきたのは、 日本の大企業が絡んだ湖の再開発にまつわる陰謀。 元・ホッケー選手は大規模な海運業者の跡取りの一人だった。 父親を殺した犯人探しのギャラもまた1ドル。 雇い主のキャットともに ウォシャウスキーの捜査が始まる。 サラ・パレツキ-の原作。 V.I.ウォシャウスキー、 多くの読者に愛されるキャラクターのようだ。 男なんて、バカ、 女はすぐ自分に嫉妬すると思ってる。 男はすぐ、暴力で脅しをかける。 女の武器にはカラキシ弱い癖に。 けれども彼女はイイ女。 リボルバーを片手に、ハイヒールがよく似合う。 強い女は孤独を背負っているように見えるだろうが、 それは、彼らが、 ついていけないだけなのだ。 極上の靴を履いたら気分も上々、 自己修復機能で復活して、歩き出す彼女に。 キャスリーン・ターナー、怪気炎。 ヤケ酒が似合うイイ女。 粋な台詞に、絡みあうエピソード。 惜しむらくは、彼女がタフすぎる故なのか、 少し足りない緊張感。 だがそれを補うのは彼女の、 怒りと優しさ。 陰謀の謎を解き、陰謀に牙を向く。 V.I.ウォシャウスキー、その怒りは優しさにある。 雇い主で生意気で、いまや相棒でもあり、 可愛いいキャットを守るために戦う。 命だけではなく、心も傷つかないようにの気配り。 ハイヒールとリボルバー、 強くて優しい女、彼女は孤独ではない。 愛されないはずはないのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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