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カテゴリ:イベント
天満屋岡山店で開催中の「白州次郎と正子の世界展」を見に行く。田舎で暮らし都会に別荘を持つというジェントルマン白州のダンデイズムはあまりにカッコ良すぎる。直筆の遺言状に記された“葬式無用”“戒名不用”のわずか八文字にプリンシプルの真髄を見た思いがする。 美の巡礼者正子さんの骨董コレクションのなかでは“織部梅花文皿”と“伊万里染付千鳥文皿”が素晴らしかった。会場出口に陳列された写しの焼物は、それでも結構なお値段で手が出ないので、彼女の愛したびゃくだんのお香を楽しむことにした。お奨めするのは武相荘に生える竹を使って作った次郎制作の靴べら模造品で、使い込めば味が出るかもしれない。(2,625円也) 白州正子さんの最後のインタビューが流れる映像コーナーに詰めかけた入場者は、決して愛想の良いご婦人方ばかりではなかったが、古都奈良、京都と共に彼女が愛した近江の国が紹介されていて、息子の暮らす町からはすぐなので一度は訪れてみたいと思った。近江商人のかくれ里にはまさか無愛想な人はいないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.08 13:47:05
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